[PDF] 投資のヒント 豪州準備銀行のタカ派姿勢が豪ドル相場の堅調を下支え


以下の表は、過去20年間の米ドルが絡んだ主要通貨ペアにおける、12月の日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。


欧州通貨と同じく、豪ドルと円は米ドルに対して上昇余地が大きいと考える。豪ドル/米ドルは2024年6月末までに1豪ドル0.76米ドルまで上昇すると予想する。我々の予想は、アジアの良好な経済環境、国内政策、コモディティ価格の回復がプラス材料となり、オーストラリア経済は持ちこたえることができるという見方に基づいている。このためオーストラリア準備銀行(中央銀行)はタカ派姿勢を維持すると考える。ターミナルレート(利上げの最終到達点)は4%を若干上回る水準を予想しており、今年または来年初頭に利下げが行われる可能性は低いと考える。経常収支が黒字のため、財政状態は健全性が高まっている。米国のオーストラリアに対する金利の優位性が低下したことは、投資家が豪ドルの買いポジションを積み増すきっかけとなるものであり、よって豪ドルが上昇するとみている。こうした見方は、リスク資産を選好する市場のセンチメントにも影響される。

スイス・フランも上昇余地が大きいとみている。米ドル/スイス・フランは2024年6月末までに1米ドル0.83スイス・フランまで下落すると予想する。スイス・フランは、インフレ率が目標水準を上回って推移していれば、現在のようなスイス・フラン高により輸出セクターが本格的に打撃を受けない限り、引き続きスイス国立銀行(中央銀行)の金融引き締め政策によって十分下支えされるとみている。経済リスクが予想に反して高まった場合には、スイス・フランの安全通貨としての魅力が発揮されるかもしれない。

豪ドル/ドル【AUDUSD】の掲示版をご覧いただけます。Yahoo ..

英ポンドも上昇すると予想する。イングランド銀行(中央銀行)は、インフレ率を目標水準まで引き下げることに引き続き注力すると直近表明した。英ポンドは、いくつかの経緯により極めて割安な水準にある。これに加えて、英国経済の環境が改善したことから英ポンドの反発余地は大きいと考える。ユーロの代替通貨としての英ポンドはボラティリティが依然高いが、成長重視のスタンスとグローバルな視点を持つ投資家には適しているだろう。

これを見ると、12月はまず、1日に陽線の出現確率が英ポンド/米ドルで74%、豪ドル/米ドルで77%、ニュージーランドドル/米ドルで82%と高く、米ドルが基軸通貨(分子側)の米ドル/スイスフランでは7%、米ドル/円で27%と低いことから、「米ドル安」のアノマリーがあります。

また、27日も陽線の出現確率がユーロ/円で92%、スイスフラン/円で96%とかなり高く、英ポンド/円は78%、豪ドル/円は73%、ニュージーランドドル/円は77%と、主要な通貨ペアの多くで陽線の出現確率が高い「円安」のアノマリーが確認できます。

その後の豪ドル/円の下落により、5年MAかい離率も縮小しましたが、なお「上がり過ぎ」圏にあることには変わりなさそうです。その意味では、このような「上がり過ぎ」が是正される中で、2025年は豪ドル/円の下落トレンドが展開する可能性が高いと考えています。


[PDF] 豪ドルの見通し ‐ 1豪ドル=1 米ドルを試す展開へ

アジアの安定化は、ユーロおよび他の景気感応度の高い通貨に恩恵となるだろう。アジアのGDP成長率は、2022年の4%から、2023年、2024年は5%に加速すると予想する。一方、インフレ率はパンデミック前の水準まで着実に低下するだろう。中国、日本、その他アジア諸国の経済再開は、欧州や米国にかなり出遅れた。アジアの経済成長率が安定すれば、欧州輸出国およびそれらの金融市場(通貨市場を含む)に恩恵を及ぼすと考える。アジアの安定化に下支えされて、欧州で交易条件の変化による悪影響が好転すれば、欧州では対米輸出減少の悪影響を乗り切れるとみている。

豪ドル週間見通し:やや強含みか、労働市場の底堅さは継続との見方

ユーロを支えるさらなる要因として、マイナス金利政策の終了があげられる。投資マネーは米ドルから特にユーロに回帰する余地が大きいとみている。ユーロ圏でも景気減速により幾分の利下げが行われるだろうが、下げ幅は米連邦準備理事会(FRB)よりも小さく、実施時期も後になるだろう。そのため、米国とユーロ圏の利回り格差は縮小すると予想する。

米ドル; ユーロ; 豪ドル; ランド; NZドル; レアル; 中国元; ウォン

12月はいくつかの日で円安の傾向が確認できますが、特に注目したいのは26日と27日です。上の表を見ると、26日は豪ドル/円とニュージーランドドル/円で陽線の出現確率が100%と、過去20年間で取引が行われていた日はすべて陽線が出現していたという、非常に強い「円安」アノマリーがあります。

豪ドル/円の見通し(後編)【エミンの月間為替相場見通し】5月号

米国は直近2年間にわたり他のG10通貨諸国よりも大幅かつ速いペースで利上げを実施してきたため、景気は減速に向かう可能性が高いだろう。また米国は財政政策の影響からユーロ圏よりも景気下押し圧力が強まり、景気を冷やすと見込まれる。そこに加わるのが、2024年の大統領選挙をめぐる不確定要素だ。米ドルは通常選挙前に下落し、次期大統領が決まると回復する。米国の柔軟な雇用市場も、景気減速に拍車をかけると考える。

エミンの月間為替相場見通し2022年5月号!今回は天才エコノミストのエミン・ユルマズ氏が米ドル/円と豪ドル/円について解説します。

以下は、豪ドル円とコモディティ(原油・鉄鉱石)の値動きを比較したチャートです。

豪ドル/円(AUD/JPY)の為替チャート・予想・見通し | FX羅針盤

最初に利下げに転換するのは米国とみている。米国のGDP成長率は、2023年よりも2024年に一段と減速すると予想する。一方、他の先進国経済はユーロ圏4大国を含めて大半が年内に底打ちし、来年は反発するとみている。経済成長率に格差が生じる主な原因は、それぞれの政策設定の違いだ。

日銀「ハト派」方針で豪ドル堅調、円安推移を材料にしっかりの展開か ..

豪ドル/円の5年MAかい離率は、2024年7月に110円まで上昇した局面で25%程度まで拡大しました。これは、2007年に記録した過去最高にほぼ肩を並べるものでした(図表7参照)。その意味では、5年MAとの関係で見た場合、2024年の豪ドル/円はほとんど過去最高の「上がり過ぎ」という動きだったのでしょう。

Q豪ドル/米ドル(AUD/USD)を取引できる時間帯はいつですか?

鉄鉱石や原油が上昇すると、豪ドル円も上昇しており相関関係が見られます。
資源の価値が上昇すれば豪ドルにも追い風となるので、コモディティ市場にも注目しておくと良いでしょう。

豪ドル/円の見通し(前編)【エミンの月間為替相場見通し】10月号

52週MAは11月末現在で100円弱ですが、過去の経験を参考にすると、下落トレンドに転換した豪ドル/円は、一時的な上昇局面でも52週MAを大きく上回ることなく一段安に向かう可能性が高いと考えられます。

エミンの月間為替相場見通し2023年10月号!今回は天才エコノミストのエミン・ユルマズ氏が米ドル/円と豪ドル/円について解説します。

このような値動きは、過去の経験を参考にすると、豪ドル/円がすでに7月109円で天井を打って、複数年続く下落トレンドに転換した可能性が高いことを示すものです。

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為替相場は金利差によって大きく影響されるので、豪米国債利回り差も確認しておくと良いでしょう。
以下は、豪ドル円と豪米国債利回り差の値動きを比較したチャートです。

豪ドル/米ドルの値動きに関連するニュースや豪ドル/米ドルの概況や見通し、予想などの記事一覧。

こうした中で豪ドル/円は52週MAを大きく割り込みました。その後の反発で一時52週MAを回復したものの、最近にかけて再び52週MAを大きく割れるところとなりました(図表6参照)。

「豪ドル円100円への道 2024年の資源国通貨の見通し」井上義教氏 2024/1/26 · Comments.

豪ドル/円は2024年7月にかけて110円寸前まで上昇し、2007年に記録したこの間の高値を更新しました。これは米ドル/円が161円まで展開する「歴史的円安」となるなど、円全面安が展開した影響が大きかったでしょう。このため、米ドル/円が8月にかけて一転して暴落すると、豪ドル/円も90円割れ寸前までやはり暴落となりました(図表5参照)。