フィナステリドとミノキシジルのいずれも、AGA治療を代表するお薬です。


女性がフィナステリドを服用できない理由の一つは、そもそも効果が認められていないからです。閉経後女性を対象にした海外の試験では、1年間の服用でも薄毛改善効果を認められませんでした。
また妊娠中の場合は、男子胎児の生殖器に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。服用してはいけないのはもちろん、経皮吸収のおそれがあるため触れるのも危険です。


一方、ミノキシジルは毛乳頭の血行を増加させるとともに、毛母細胞に働きかけ、発毛を促します。
ですから、進行してしまったAGAに対しても発毛効果で薄毛の解消をはかることができます。

ミノキシジルの効果が出るまでは使用開始からおおよそ6カ月ほどとされています。しかし、早い方では3カ月ほどで効果が出る場合もあり、個人差が大きいことが特徴です。早い段階で効果が出ないからと服用をやめず、最低でも6カ月間は使用を続けてみましょう。

フィナステリドとミノキシジルの違いは具体的には次の通りです。

AGA専門クリニックでは、フィナステリドとミノキシジルの併用をおすすめしているところが多いです。
併用が推奨されるのは、相乗効果で薄毛・AGA(男性型脱毛症)を効率よく改善できるからです。

実際に効果はあるのか確認するため、フィナステリドとミノキシジルの併用に関する研究を2本ご紹介します。

ミノキシジルには、内服薬と外用薬(外用液)の2種類が存在し、それぞれ副作用の発生具合が異なります。頭皮に直接塗布する外用薬は、発疹やかゆみなどの頭皮トラブルが生じる可能性があります。一方で、内服薬は体内に直接薬剤を取り入れるため、動悸やめまいなどの副作用を起こす可能性があります。

ザガーロと同じくジェネリック医薬品として「フィナステリド錠」が販売されており、より安価にAGA治療が続けられるようになっています。


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ただし、副作用自体の発生頻度は全体的に低く、厚生労働省から報告されているデータによるとミノキシジル5%含有外用薬において、副作用発現率は「3,072例中271例 (8.82%)、 378件」とされています。また、長期投与の場合でも重篤な副作用はほとんどないものの、次のような副作用は報告されています。

ミノキシジルの購入には処方箋が必要?市販薬との違いについても解説

治療は1年間続き、すべてのグループで発毛が観察できましたが、中でもフィナステリドとミノキシジルを併用したグループⅡが最も良い結果となりました。つまり、フィナステリド単体やミノキシジル単体で治療をするよりも、併用した方が発毛効果は高かったということになります。
論文に書かれた結論としても、AGA(男性型脱毛症)の病因に作用する 2 種類の薬剤を組み合わせることは、治療効果の向上につながると考察されています。さらに、薬による重大な副作用が認められなかったため、安全性も高いと言えます。

プロペシア(フィナステリド)の通販は危険?おすすめの購入方法を解説

異なる効果を持つフィナステリド(プロペシア)とミノキシジルを併用することでより高いAGA改善効果が期待できます。併用するかどうかはAGAの進行具合によって異なりますので医師と相談するとよいでしょう。

ミノキシジルとプロペシア(フィナステリド)の効果の違いとは? 薬剤名, 薬の種類, 効果

フィナステリド(プロペシア)やミノキシジルは個人輸入することも可能です。ただし、転売や譲渡は原則禁止とされており、個人的な使用を目的とした場合のみ、個人輸入が許可されています。個人輸入の場合は医師の処方が不要で国内で購入するよりも安価に入手できるため魅力的に感じる方もおられるようですが、下記の通り、安全性の面で考えると個人輸入した治療薬の使用はおすすめできません。

今回は、ほぼ確実に結果を出せるAGA治療薬について、それぞれの違い、作用機序・効果・副作用について解説します。 ・AGA治療薬

しかし、安易にフィナステリドとミノキシジルの組み合わせを使っている患者さまが多いのも問題だと感じます。

AGA外来はフィナステリド錠(プロペシアのジェネリック) 28日分 4500円(税別)、ミノキシジル ..

次にご紹介するのは、アジア人男性18,918 名を対象にした治療の論文です。
「アジア人男性の男性型脱毛症の治療」では、フィナステリドとミノキシジル内服薬・外用薬のほか、リドカインとAGA治療液の注射による併用療法を6ヶ月以上かけて行いました。結果、デジタル写真ではすべての患者に著しい改善が見られたうえ、治療から 6ヶ月後の結果に満足した方は96%、12ヶ月後は 80% という結果になったそうです。
軽い合併症として注射による軽度の痛みや頭部のかゆみが見られましたが自然に治り、治療に関連する有害事象は観察されませんでした。

フィナステリド(プロペシアジェネリック) の効果や副作用(初期脱毛)、 ミノキシジルやデュタステリドとの違いとは【医師監修】

最初にご紹介した論文に比べると、フィナステリドとミノキシジル以外の治療法も含めた併用療法ではあるものの、治療を中止するほど重篤な副作用がなかったという結果を出しています。
2万人弱もの患者を対象にしていることを考えると、フィナステリドとミノキシジルの併用は安全性が高いと言えるでしょう。

〇 ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違い ..

治療開始の初期段階でみられる抜け毛の増加を「初期脱毛」といいます。初期脱毛は、AGA治療を行う上で多くの人にみられる副作用で、個人差はあるものの、使用開始後約2週間から8週間ほどで起こる可能性があります。

フィナステリドの塗り薬 – 内服薬との違いを比較|こばとも皮膚科

プロペシアとは「フィナステリド」を主成分とするAGA治療薬のことです。ザガーロと同様に、AGAの進行を遅らせる効果があります。

「ミノキシジル」や「フィナステリド」をはじめとする薬剤の処方についての考え方を教えてください。アスク井上クリニック(東京・新宿)

ご紹介した2本の研究の内容から、フィナステリドとミノキシジルの併用は高い効果が期待できるうえ、安全性も高いと言えます。守りの薬であるフィナステリドと、攻めの薬であるミノキシジルを組み合わせることで、抜け毛を予防しながら発毛を促進できます。しっかりと効果を実感したい方はぜひ検討してみてください。
実際に、当院で処方しているオリジナル発毛薬「es」の成分には、ミネラル・ビタミンと共にフィナステリド・ミノキシジルが配合されています。髪に必要な栄養素を与えつつ抜け毛を予防し、発毛促進する効果があります。

Q. HARG療法と投薬治療(プロペシアやミノキシジル)の違い

当院では、男性ではフィナステリドとミノキシジルを両方内服する方法を推奨しています。
フィナステリドの現状維持効果とミノキシジルの発毛効果の相乗効果を期待しているからです。
また、ミノキシジルの血行改善効果で、毛乳頭の血行がよくなれば、
より効率よく薬剤や育毛のための栄養素が毛髪に届くようになるためです。

発毛薬や育毛剤との違いは何ですか? プロペシア(フィナステリド)やミノキシジルなどの投薬治療と、HARG療法の違いについて解説します。

初期脱毛が生じるメカニズムには「ヘアサイクル」が関係しています。AGAの影響で休止期になっていた毛包が治療薬によって成長期へ移行することで、古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるため脱毛が起こります。初期脱毛のタイミングで治療をやめてしまうと効果を実感することができないため、初期脱毛が見られた場合でも継続して治療を行うようにしましょう。

デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用

ただし、女性の場合はフィナステリドを服用できないのでご注意ください。フィナステリドはあくまでAGA(男性型脱毛症)に効果的な成分であり、閉経後の女性に対しての薄毛改善効果が認められていません。さらに、妊娠中の場合は胎児の生殖器に影響が出てしまうおそれがあります。
女性型脱毛症に適する薬はほかにあるので、医師と相談しながらフィナステリド以外の治療薬を検討しましょう。