外貨建て保険とは?メリット・デメリットや保険の種類について解説
ドル建て保険には為替リスクがありますが、一方で為替相場の変動がプラスに働き、為替差益を得られる可能性もあります。保険金等を受取る時、保険料を払込んだ時よりも円安になっていれば、為替の値上がり分の利益を得ることができます。
外貨建て保険には金利変動リスクや為替リスク等のデメリットもあるため、為替の特徴について理解した上で加入する必要があります。そのため、以下のような人は外貨建て保険には向いていないといえるでしょう。
ドル建て保険は、円建て保険と比較して保険料が割安になる可能性があります。2023年11月現在は、円建て保険よりドル建て保険の予定利率が高く設定されている状況です。この状況に変化がなければ、保険料は割安になるでしょう。
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ドル建て保険は、資産運用におけるリスク分散にも役立ちます。預貯金や円建て保険等、保有している資産が円だけだと、物価上昇によって相対的に通貨の価値が低下してしまうインフレリスクや、円の価値が下がった時に対応できません。ドル建て保険に加入していれば、資産が円とドルに分散されるため、リスクも分散されます。
ドル建て保険は、おすすめしないといわれることはあるものの、加入すると次のようなメリットもあります。ドル建て保険を検討する際には、メリットとリスクの両方をしっかり把握することが大切です。
ドル建て保険では、円建て保険にはない手数料が発生し、費用がわかりにくい点も、おすすめしないとされる理由のひとつです。ドル建て保険は、保険料の払込みや保険金の受取りにあたって、円からドル、ドルから円に両替する際には、そのたびに為替手数料がかかります。このようなドル建て保険特有の費用について、理解しないまま加入を決めてしまうと、想定外の費用が発生したと感じてしまうかもしれません。
ドル建て保険はドルで運用するとはいえ、保険金等を円で受取るケースがほとんどでしょう。しかし、ドル建て保険には、円換算をした時の元本保証がありません。受取時の為替相場によっては、受取れる保険金が払込保険料の総額より少なくなってしまう可能性もあります。
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ドル建て保険はおすすめしないといわれる大きな理由は、為替リスクがあるからです。為替リスクとは、為替相場の変動によって、資産の価値が上がったり下がったりする可能性のことです。
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なぜ「ドル建て保険はおすすめしない」といわれることがあるのか、その背景には主に次の2つの理由があります。
外貨建て保険とは?3つの種類と5つの選び方のポイントについて解説
外貨建て保険には為替リスクがあるため、為替の仕組みを知り、そのリスクについても理解していることが、外貨建て保険に加入する前提となります。そのため、為替について理解できている人は外貨建て保険が向いているといえます。
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ドル建て保険は、2023年11月現在の予定利率だけを見れば、円建て保険より保険料が割安で効率よく資産が増やせるように感じられます。しかし、ドル建て保険には、円建て保険とは異なる特性があるため、理解しないまま契約してしまい、トラブルや苦情につながっているケースも少なくありません。
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資産を分散させたい人にとっては、外貨建て保険が向いているといえるでしょう。資産の一部を外貨で運用することで、円安で資産が目減りするリスクに備えられます。
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高い利率での運用を期待する人にとっては、外貨建て保険が向いています。現在の金融環境下であれば、円建て保険より高い利率で運用できるため、運用に関心のある人が加入を検討するケースも多くあります。
外貨建て保険 おすすめ比較ランキング 2024年12月更新 最新版
ドル建て保険は、資金に余裕があり、なおかつ資産運用に高い関心を持っている人に向いている保険です。ドル建て保険は、将来の受取額が為替相場によって変動するため、受取額が減ってしまっても困らない資金の余裕が必要です。また、情勢によっては円建てより予定利率が高く、保険料が割安になって資産を増やせる可能性があるため、資産運用に関心が高い人向けといえるでしょう。
老後資金のための定期預金が満期を迎え、銀行の窓口で解約しようとしたら、利率がいいと豪ドル建ての個人年金保険を勧められた。
保障内容が同じであれば、円建て保険より保険料を抑えられることが多くあります。そのため、保障内容に対して保険料を抑えたい人にとっては、外貨建て保険が向いているといえるでしょう。
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外貨建て保険は、円建て保険に比べて大きな運用収益を得られる可能性があったり、保険料が安くなる傾向があったりするといったメリットがある一方、保険金や解約返戻金を受取る際に、円換算では元本割れするといったリスクもあります。以下のような人は、外貨建て保険が向いているといえるでしょう。
保険(米ドル建・豪ドル建) <指定通貨建積立利率変動型一時払終身保険(有配当2018)>
ドル建て保険は、そのリスクを十分に理解している人向けの保険です。ドル建て保険は、為替相場の変動によって、将来利益を得られることもあれば、損失が出てしまう可能性もあります。その仕組みをわかった上で、資産を米ドルや豪ドルで運用したい人等に向いているといえます。
外貨建て保険の種類には、「米ドル建て」や「豪ドル建て」などがあります。
「円入金特約」「円支払特約」などが付加されている場合
「円入金特約」や「円支払特約」を付加している場合、払込みや受取りを円で行いますので、税金は実際の円の払込金額、円の受取金額をもとに申告・納税します。
なお、円入金特約などを付加している場合、換算基準日や為替レート(為替手数料を含む)は生命保険会社によって異なりますので、生命保険会社のホームページなどで確認しましょう。
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為替リスクがあることも、外貨建て保険のデメリットのひとつです。外貨建て保険では、受取る保険金額や解約返戻金額等が円でいくらになるかは、その時の為替相場によって決まります。したがって、受取るタイミングによっては為替差損が生じる可能性があるのです。例えば、保険金を受取る際に、契約時よりも円高が進んでいた場合、円換算した保険金の額は、払込保険料の総額を下回るケースもあります。ただし、外貨のまま受取り、円安になるタイミングを待って円に戻す等の対応策もあるでしょう。
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また、途中解約する場合、一時払の外貨建て保険では市場価格調整の影響を受け、解約返戻金が増減することがあります。金利の影響によっては、解約返戻金は減少してしまうことがあるのです。
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一方で、次のような人には、ドル建て保険は向いていないといえます。予定利率の高さだけで、安易に加入を決めないように気をつけましょう。
ドル建て保険とは? 向いている人の特徴やメリット、加入前の注意点
外貨建て保険のデメリットとして、金利変動リスクが挙げられます。金利変動リスクとは、金利の変動によって資産の価値が変動するリスクのことです。現在、米ドルやユーロ、豪ドルは円より高い金利で運用されていますが、今後金利が変動して保険金額等が下がる可能性もあるでしょう。