「想定為替レート」 平均は1ドル=143.5円 3期連続で最安値を更新
消費増税と量的質的緩和によってクラウディングアウトが生じていたと推察できよう。獨協大学の本田浩邦教授も日銀の金融緩和によるカンティロン効果を指摘している。日本のデフレの根幹には少子高齢化という人口動態の変化がある。わが国の硬直的な労働市場がNAIRU(Non-accelerating inflation rate of unemployment)の低下を通じてデフレの主因となってきたのであり、労働者がより高い賃金を求めて転職を繰り返す流動的な労働市場の確立が真のデフレ解消に繋がろう。
筆者のユニットレイバーコスト為替モデルによれば、2023年第3四半期におけるドル円相場のフェアバリューからの過大評価値は62.7%とプラザ合意直前の1985 年第3四半期の72.2%以来の高水準である。2024年中には、中国から逃避した欧米資本が日本に流入する動きが一層強まり、日本株と円を同時に押し上げることが期待される。一般的な予想に反して、NISA (少額投資非課税制度)の拡充が、わが国個人投資家によるリパトリエーションを助長する可能性もある。
ところが、2020年以降、日経平均株価とドル円相場がそれまでの正の相関関係から負の相関関係に転換したことは極めて重要である(図表1)。これは、日本株と円の過小評価に注目した欧米投資家が、日本株と円の両方の上昇を見込んで、投資戦略を為替アンヘッジによる日本株購入へ転換したことを示唆している。
ドル円見通しを上方修正、2024年10-12月期に1ドル=134円と予想
欧米投資家は代替投資先として株価と円が割安な日本を選択した。日本の対内株式投資(52週移動平均年率ベース)は、2023年6月末に6.5兆円流入超と2015年8月以来のレベルまで急増。以降高水準を維持し、2024年1月中旬も4.9兆円の流入超となっている。ここで注目すべきは、日経平均株価とドル円相場の相関関係である。2005年以降、日経平均株価とドル円相場は、極めて安定的な正の相関関係を維持してきた。これは、主に、グローバル機関投資家のリスク管理手法が洗練された結果、リスク許容度が高まるとリスク資産である株式投資を増やすと同時にキャリートレードで低金利通貨である円を売り、リスク許容度が低下した際にはそれぞれのポジションを縮小する行動が定着したためと考えられる。
2024年のドル円相場予想に関して、金融市場では緩やかな円高がコンセンサスとなっている。しかし、年初の市場コンセンサスはしばしば裏切られるのがジンクスである。筆者は、ドル円相場が年内に最大115円まで円高になると引き続き予想している。この観点から、2023年12月におけるドル円相場急落の為替インプリケーション(含意)は極めて重要である。
性急なカーボンニュートラルがエネルギー価格の上昇を招いたといわれるが、依存度の上昇している天然ガスの実質価格は安定しているものの、依存度の下がっている原油の実質価格は主に投機と生産調整によって高めに誘導されているのが現状であり、筆者はインフレの継続性に疑問を持っている。既に、米国とユーロ圏のコアCPI は急ピッチで低下しているが、欧米の金融緩和は2024年に市場の予想外に進展する可能性がある。これも円高要因の1つである。
これを受けてFed(米連邦準備制度)は、2022年3月以降継続してきた毎会合連続利上げを2023年5月でいったん停止し、同年7月の利上げを最後に金融政策を据え置いている。また、ECB(欧州中央銀行)とBOE(英国中央銀行)は、それぞれ2023年9月と同年8月まで連続利上げを継続した。対して日銀は、この間一貫して金融緩和を継続し、政策修正は長期金利誘導目標の上限を微調整するという極めて限定的なものにとどまった。
昨日(12月25日)のドル円は、もみ合い。主要市場がクリスマスで休場のため、値動きも限定的となり、方向感を欠いた展開となりました。
2024年のドル円相場予想に関して、金融市場では緩やかな円高がコンセンサスとなっている。果たしてそうだろうか。筆者は、2023年12月のドル円相場急落などをヒントに、年内に最大115円まで円高になると予想している。日本の金融業界に根強い「4つの常識」を紹介しながら、ドル円相場が市場の予想以上に下落する見通しの根拠を解説する。(記事内容は2024年2月6日時点)
ドル 円 予想 長期 2024、 2025、 2026、 2027、 2028 ..
従って、ドル/円予想も2024年末130円の数字を真に受けて、一人歩きさせず、1年通じて金利動向を都度チェックしながら、時間の経過と共に予想値を調整していく「アンカリング接近法」を推奨します。アンカリングとはアンカー(いかり)を下ろすことで、ざっくり130円に投資スタンスを係留したら、時間に沿って風向きや波浪、潮の流れをチェックして、係留ポイントを切り替えていくのです。
2024年末時点で1ドル130円~135円と比較的緩やかな円高進行を予想する。 この記事にリアクションを送る
今回の景気サイクルは、コロナ禍後の特殊事情によるブレが大きく、私を含む専門家が2023年には景気減速予想を丸外ししました。そして、今でも確信度の高い予想を出せなくなっています。このため、景気・インフレ動向に沿った米金利の低下見通しも、一気下降から、紆余(うよ)曲折、高止まりまで、シナリオが多岐に分かれています。
【特集】山岡和雅が2024年為替相場を大胆予測! <新春特別企画
市場の金利低下観測が勇み足かもしれないとみるのは、第1に、11月以降の経済指標の陰り方がやや誇張的であり、その揺り返しが向こう数カ月中にあり得るとの警戒を残しているからです。米GDP(国内総生産)が7-9月期に年率5%超も急伸したため、10-12月期にはその反動だけでも指標の鈍化があり得るとみました。最近のGDP Now(図2)では10-12月期の推計は2.6%と、巡航速度1.8%を上回り、7-9月急伸後の数字としても高すぎます。
【MHRT Eyes】2024年のドル円、120円台への円高を予想
12月FOMCで公表されたドットチャート、すなわちこの金融政策会合の参加メンバーによる政策金利の中心見通しでは、2024年中の利下げは3回とされています。これに対して市場は6回の利下げを織り込み、長期金利は3.9%前後まで低下しました。筆者は、市場のこの利下げ見通しはやや勇み足かもしれないとして、4回ないし5回の利下げを前提に、2024年末のドル/円が130円に至る状況、道筋を想定しています。
すると予想します。2024年は⽶ドル安ではなく「円高」の年になると考えています。 (出所)LSEGより大和アセット作成
ドル/円相場を読む基本の指標は米金利です。今回のドル/円相場のサイクルは、特に長期金利への反応が明快です。高金利通貨を買う時、最も金利が低いまま上がりにくい円を売る「円キャリー」取引は、世界中の投機筋が手がけています。彼らは米金利の動向を最も敏感にシグナルする10年国債金利を注視して、円キャリーのポジションを買い増したり、売り逃げたり、対応するのです。
ドル円相場、下半期大荒れ 1%超の騰落続出 2025年の見通しは?
ドル/円が下落に転じた背景を確認します。まず、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でハト派的な配慮が見られたこと、その後公表された経済・インフレ指標が軟化したことで、米国債金利が低下し、ドル/円は150円にとどまれず、陥落しました。相場の方向転換の初期には、それまでの上昇トレンドに沿って作られた投機的ポジションの巻き戻しが殺到し、相場雪崩の様相になりがちです。米長期金利が低下するたびに、ドル/円は滑落していきました。
ドル円相場は2024年下半期に1%超の値動きが23回あった。2000 ..
ドル円相場は、2023年1月から11月までほぼ一貫した上昇基調をたどり、約16%のゲインをみせた。ただ、ドルは同年末のほぼ1カ月間に円に対して約7%も急落している。一方、ドルはユーロとポンドに対して年央まで緩やかな下落基調を示したのち、年後半にはレンジ内でほぼ方向感なく取引されている。
【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想
AIによるドル円レート予測は、その精度や利便性から今後さらなる発展が期待される。特に、機械学習技術の進化により、より複雑で非線形な関係性を捉えることが可能になってきており、今後も予測精度の向上が見込まれる。また、自然言語処理技術の進化により、ニュースや経済レポートなどのテキストデータから市場センチメントを読み取ることも可能になりつつある。これにより、AIはさらに総合的な判断を下せるようになるだろう。
ドル円 160円突破!AIは今後のドル円相場をどう予測するのか
過去データの分析を行うことで、ドル円レートの変動パターンや傾向を把握し、楽観・悲観シナリオにもとづく予測では、将来起こりうる事象を想定し、それがドル円レートに与える影響を検討する。この2つのアプローチを組み合わせることで、過去の傾向と将来の可能性を総合的に考慮した予測が可能となる。
刻々と変動するドル/円、ユーロなど為替相場の概況や注目のトピックスを、楽天証券の荒地潤が解説。
このAIが作成した2024年度の世界の地政学、経済、政治動向に関する悲観シナリオを改めて読み込ませたうえで、「悲観シナリオにもとづき024年6月末、9月末、12月末のドル円レートを予測してください」と指示したところ、AIは、前提条件として世界的に政治的緊張が高まること、経済的不安定性が増大すること、地政学的リスクが増大することという3点を挙げたうえで、2024年6月末185円、2024年9月末210円、2024年12月末230円という予測を算出した。これらの予測値は、世界経済の先行き不透明感、日米金利差の拡大、世界的なリスク回避、日本経済の悪化、地政学的リスクの高まりといった要因が組み合わさることで円売り・ドル買いが進むという見通しが背景にある(図表 5)。
豪ドル 円 予想 長期 2024、 2025、 2026、 2027、 2028 ..
このAIが作成した2024年度の世界の地政学、経済、政治動向に関する楽観シナリオを改めて読み込ませたうえで、「楽観シナリオにもとづき2024年6月末、9月末、12月末のドル円レートを予測してください」と指示したところ、AIは、前提条件として政治の安定と国際協力の強化、経済成長の加速、地政学的リスクの低減が進むことという3点を挙げたうえで、2024年6月末130円、2024年9月末125円、2024年12月末120円という予測を算出した(図表3)。