このNot Meは皮肉にも、中国人の反駁に使われてしまいました。


この動画では「ピザ」の後には「大盛りのスパゲッティ」が登場するのですが、そこではフォークにスパゲッティを巻きつけるかのように「箸にスパゲッティを巻きつけながら箸ををまるでフォークでも回すかのようにくるくると回す」シーンもあり、まさに「箸を使う文化圏の人なら絶対にやらないことのオンパレード」です。筆者にはこれは中国はもとより、お箸文化圏全体を敵に回したかのように思えました。


ところが、日本のテレビやインターネットでの意見には「中国人が騒ぎすぎ」「中国人が怒りすぎ」というようなコメントも多くあり、筆者は複雑な気持ちになりました。というのは欧州で育った筆者は(一部の)欧州人がいかに差別的かということを身を持って体験してきたからに他なりません。欧州に長く住んだ経験のある日本人や日本にルーツのある人と話をすると、現地での差別に話題がおよぶこともありますが、どうやらこの問題、「日本にいる日本人」と「欧州に住む日本人」の間に、捉え方や感じ方についてかなりのギャップがあるようなのです。

中国VS西洋文化のように、予め文化の違いが「ある」と分かっている場合、それがビジネスであればなおさら、最初から「現地の声」(今回においていえば、それは中国の声)を聞いた上で制作を進めるべきでしたが、この動画を見ると、中国でビジネス展開をしているにもかかわらず、制作段階で中国人の意見を聞かない、もしくは意見を言えないような雰囲気があったことは容易に想像できます。

写真と時系列で振り返る「ドルチェ&ガッバーナ」中国での炎上騒動

では欧州にはアジア人へのどのような差別行為があるのかというと、昔からある代表的なものに「と言われてからかわれる」という問題があります。この「チン・チャン・チョン」は、西洋人から見たアジア圏の国々の言語の響きを馬鹿にした明らかな「いじめ」です。実は筆者もドイツで育った小学生時代、周りの子供に「お母さんが日本人」だということを知られた瞬間に「どうせ、家ではお母さんとチン・チャン・チョンとか変な言葉でしゃべってるんでしょ」と言われた経験があります。困ったことに、これは「子供同士」の問題だけではなく、むしろ子供は周りの大人のアジアへの蔑視を引き継ぐ形でこのようないじめをしています。実際に、大人であっても、このような「からかい」を堂々とする人がいます。道ですれ違い様にアジア人に対して、バカにした感じの口調で「チン・チャン・チョン」と言う酔っ払いにもいますし、もちろんシラフの人もいるので、気が抜けません。

さらには、日本人や中国人がドイツ語やイタリア語などの言語を習う際、アール(r)とエル(l)の発音に苦労することをバカにしながら発音を真似をする、という困った人々もいますが、驚くべきことにこのドルチェ&ガッバーナのでも中国人の発音をバカにしているのですから、この動画はいわば「欧州でのアジア人差別」を凝縮したものといっても過言ではないでしょう。

箸を日常的に使う国の人が見たら不快に感じる動画を、なぜ配信前に誰も止めることができなかったのかと不思議に思うところですが、中国の「中国市場進出をねらう西洋ブランドは、中国人の文化に対する感性を考慮すべき。本社からの命令を全て(中国チームに)実行させるのではなく、中国チームからの意見や考察を聞くことで得られるものは大きいだろう」というコメントが的を射ていると思います。

イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)が今年11月、中国で起こした大炎上事件。もともとは上海で実施予定のファッションショーに先駆けて公開した動画だった。公式のインスタグラムで、中国人女性とおぼしき人物が、お箸でピザを食べる様子を流した。そこで小炎上。


&ガッバーナ」の広告動画が中国を侮辱したとして反発が強まっている問題で、中国 ..

2、3番目の動画では、同じモデルがカンノーロやスパゲティを食べようとしている。ナレーターはブランド名の発音を間違っている様子で、中国人による「ドルチェ&ガッバーナ」の言い方を揶揄(やゆ)したものだと解釈も出た。

イタリアの高級ブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)は21日、中国の上海で行われる予定だったファッション・ショーをキャンセルした。

イタリアの高級ブランド、プラダも今月、新しくつくった「赤く分厚い唇に黒い肌」のキャラクターが「黒人差別だ」との批判を受け、謝罪や新製品に撤去に追い込まれた。

資生堂、「ドルガバ終了」から始まる欧米撤退戦 (東洋経済オンライン)

このような一部の白人による東洋人への蔑視は許しがたいものですが、同時に驚かされるのは、ヨーロッパで現地の人に「Chinese Chinese! (中国人中国人!)チン・チャン・チョン、チン・チャン・チョン」と言いながら目を横につり上げる仕草をされても、「彼らは中国人のことを言っているのであって、日本人の自分は対象ではない」と自分に都合のよいように解釈している日本人が一部にいることです。本来は声をあげて怒るべきところを、なぜか自分の中で線引きをして「いじめっこの白人側」に立ってしまっているところにある種の歪みを感じます。

23 ドルガバは氷山の一角! 中国人を先鋭化させる「辱華」という病

最初の「エピソード」が公開されたのは18日。赤いドレスに身を包んだモデルがピザを食べようとする内容で、ステレオタイプな中国音楽をバックに、はしでピザをつついている。続けてナレーターが「はしをナイフのように使ってはだめ」などとアドバイスする場面もある。

D&G“中国侮辱”動画 モデル謝罪「演出に戸惑い」(19/01/26)

念頭に置いておきたいのは、このような悪質な「からかい」やいじめをす人というのは「アジア人全体」を低く見ているということです。「彼らは中国人は低く見ているけど、日本人のことは認めてくれている」というような都合のよい解釈はしないほうがいいですし、そもそも事実ではありません。今回問題となった「ドルチェ&ガッバーナ」に関しても、過去にステファノ・ガッバーナ氏はイタリアの全国紙コリエレ・デラ・セラで「日本人のデザイナーなんかに『ドルチェ&ガッバーナ』の服をデザインしてほしくない」と語っています。いわばアジア全体を蔑視しているといえるでしょう。

松本人志 中国のドルガバ不買騒動に「初動が完全に誤り 人志&ガッパーナならやらない」 ..

さて、欧州にいるアジア圏の人々は今まで前述の東洋人の容姿をからかうような仕草や、道端などで投げかけられる「チン・チャン・チョン」という「はやしたて」等の差別について、強い抗議はしてきませんでした。そういった背景もあってか、欧州の一部の人達にとって「アジア人」とは「からかっても、反撃してこない人達」でしたが、今回は中国人が「ドルチェ&ガッバーナ」に対して強い抗議をしたことを筆者は単純に「よくやった」と思いました。こういう時に怒ることが「やりすぎ」だとは思いませんし、今回直接騒動にかかわっていなかったとはいえ、「お箸文化圏を馬鹿にされた」としむしろ日本人も一緒になって怒るべきところだったと思います。そうしてこそ欧州社会でのアジア人の立場の向上に貢献できます。

2018年11月、世界的ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(以下、ドルガバ)がたった1日で中国市場.

一連の宣伝動画は同社のインスタグラムアカウントなどで公開されたもので、アジア系のモデルが、はしでイタリア料理を食べるのに苦労する様子が映っている。動画は「中国への贈り物」と銘打った「グレートショー」を宣伝する目的で制作された。

資生堂、「ドルガバ終了」から始まる欧米撤退戦 赤字続く欧米事業、ブランド整理加速の ..

H&Mが発売した子ども向けスウェットが炎上した。そのスウェットのモデルは黒人少年だ。カラーは3色あり、モデルの子は緑色を着ていた。そこにプリントされていたのは「COOLEST MONKEY IN THE JUNGLE」(最高にクールなジャングルの猿)だった。

中国人モデルが続々とショーへの出演を拒否したためにショーが中止されることに。その後もD&Gの批判は止むことなく、中国 ..

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴26年。 日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ を運営。著書に「なぜ外国人女性は前髪を作らないのか」(中央公論新社)、「体育会系 日本を蝕む病」(光文社新書)、「ほんとうの多様性についての話をしよう」(旬報社)など。新著は「ドイツの女性はヒールを履かない――無理しない、ストレスから自由になる生き方」(自由国民社)。

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世界でも著名なイタリア発の成金御用達のようなイメージのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)が3日前の11月21日、4時間という短い時間で中国市場全てを失うという大失態を犯し、世界に衝撃が走っています。

ドルガバ炎上を教訓に モバイルプリンスの知っとくto得トーク[87]

ブランド側はアカウントを乗っ取られたとしましたが、結果的に同社のデザイナーであるドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏が謝罪をする展開になりました。

中国でのショー中止に。「不快感を与えた」と謝罪 (ハフポスト日本版)

事の発端はドルチェ&ガッバーナが、目の細いアジア系の女性が「小さな棍棒のような食器を使って”偉大な”イタリアの伝統のピザ・マルガリータやスパゲティをどうやって食べるか」というシリーズのCM動画を発表しましたが、それが中国文化(箸文化)を侮辱するような内容となっているということから、そのCMに対する批判が殺到したことに端を発します。