1日午前のニューヨーク外国為替市場では、米雇用統計の発表直後にドル売りが優勢となり、円は一時1ドル=151円79銭に上昇する場面もあった。


米雇用統計と一口に言っても、発表される統計は複数あり重要度もまちまちです。FXを取引する上で、どの統計が重要で、外国為替市場に影響を及ぼすのか見ていきましょう。


米国の「雇用統計」は、各国の数ある経済指標の中で最も重要度が高く、最も注目度が高い指標と言っても過言ではありません。米雇用統計が発表される毎月第1金曜日の夜はチャートやレートから目を離さずトレードに集中する投資家も多いようです。ここでは、米雇用統計に関する基礎知識から、注目すべきポイントやマーケットへの影響について詳しく解説します。

米国雇用統計はアメリカの労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics、略してBLS)が毎月発表している経済指標です。アメリカの雇用情勢を表している指標で、調査対象者が多く労働市場の状況を把握できることから、FXトレーダーのみならず、世界中の市場参加者から最も注目されている経済指標です。

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雇用統計は毎月12日を含む週のデータが集計され、基本的に翌月第1金曜日に発表されます。発表時間は、夏時間のときは日本時間午後9時30分、冬時間のときは日本時間午後10時30分です。発表日当日は雇用統計の発表時刻に向けて思惑的なドル買/売が出ることがあったり、取引が極端に手控えられて東京時間からロンドン時間にかけてになったりすることがあります。

シット・インベストメント・アソシエーツのブライス・ドティ氏は「今回の雇用統計は、先月の統計の熱気を削ぐものだ。しかし、リセッション(景気後退)の可能性はまだ低いため、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ幅は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)にとどまると予想している」と述べた。

雇用統計で発表される統計は全部で10数項目あり、データも膨大です。この中で特に注目されるのは、非農業部門雇用者数(NFP: Non-Farm Payroll)と失業率、平均時給です。非農業部門雇用者数は自営業や農業従事者を除いた、民間企業または政府機関に雇用されている就業者数を表しており、事業所の給与支払い帳簿を基に集計されています。前月比での雇用者数の変化が極めて重要で、事前予想値と結果の値が大きく乖離することも少なくなく、為替市場だけでなく株式市場の値動きにも大きな影響を与えます。失業率は失業者÷労働力人口(失業者+就業者)によって求められます。失業率の変化によってマーケットが変動することも少なくなく、非農業部門雇用者数がほぼ事前予想通りの結果となった場合には材料視される傾向にあります。より精度を高めて労働市場を把握したい場合は労働参加率も一緒に確認するとよいでしょう。

冒頭でもご説明した通り、米国雇用統計の発表前後はマーケットが大きく動くことも少なくありません。発表後にマーケットがどのような反応を示すのか、その傾向について説明します。


米国雇用統計が「為替」を動かす ? その仕組みを解説 | マネー

マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「トレーダーは10月雇用統計がネガティブな方向に偏ることを事前に見込んでおり、ある程度適切な判断でこの指標を受け止めている。ドルは当初やや下落したが、雇用統計がこれほど弱い数字だった割には、そこまで大きな反応ではない」と語った。

雇用情勢を示す「雇用統計」は、発表と同時に為替市場を大きく動かす重要な指標の一つであることから、米ドルと円 ..

雇用統計の「非農業部門雇用者数」の変化は発表数値が事前予想から大きく乖離することが多々あり、この性質から発表直後は為替レートが大きく動く傾向にあります。米国雇用統計発表前に各社の予想値が発表され、これを基にコンセンサス予想(平均値)が作り出されていきます。事前予想通りの結果となった場合には相場があまり変動しないことが多く、「失業率」などが材料視されることがあります。予想以上の結果となった場合には、株価が上昇してドルが買われる傾向があります。逆に予想を下回る結果となった場合には、株価が下落してドルが売られる傾向があります。
個人投資家に人気のあるドル円も米雇用統計発表後に大きく動くことが多いため、この日は取引高(ポジション)も増える傾向にあります。

10月4日の米国雇用統計の予想と戦略「ドル円150円到達には距離

みんなのFXが毎営業日掲載しているFXレポートでも、米雇用統計について触れることがよくあります。第1金曜日の前後は、こちらのFXレポートもぜひご覧ください。

雇用統計の中で、失業率と並んで最も注目される指標のひとつ。事業 ..

10月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が2020年以来の低い伸びとなった。一方で失業率は前月から変わらず。複数の強力なハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。

【楽天証券】11/1「円安の終わりの始まりか? 今夜の米雇用統計で大波乱も」FXマーケットライブ

世界経済の中心ともいえるアメリカの経済指標で最も注目度の高い「雇用統計」がどのような経済指標であるのか紹介してきました。米国の労働市場を知ることはFX取引をする上で重要で、米国経済の先行きを予測する際にも役立ちます。特にリーマンショック以降、雇用統計を受けて相場が動くことが多く、FX初心者の方もしっかりとその意味を理解して取引に臨みたいです。「雇用統計」の発表日時や予想値は経済指標カレンダー見て確認するとよいでしょう。経済指標カレンダーはこちらからご覧ください。

米雇用統計うけ2円あまり円安進む 約1カ月半ぶり1ドル=148円台に

米国の雇用情勢を示す「雇用統計」は、発表と同時に為替市場を大きく動かす重要な指標の一つであることから、米ドルと円の相場を把握する際にチェックが欠かせない。しかし、そもそもなぜ雇用統計が市場に影響するのだろうか。この背景には、金融政策と投資家たちの動きがある。

円相場 小幅な値動き 米雇用統計発表前に取り引き控える | NHK

本記事では、米国雇用統計の概要や為替に影響する理由について解説していく。

雇用統計の結果はアメリカの景気を如実に表すものであり、為替相場にも大きな変動が起こります。 雇用統計

1日午前のニューヨーク外国為替市場では、米雇用統計の発表直後にドル売りが優勢となり、円は一時1ドル=151円79銭に上昇する場面もあった。ただ、その後はドルが買い戻され、ニューヨーク時間午前10時半時点で円相場は雇用統計発表前の水準に戻った。

【新興国通貨】ドル円のさらなる上昇は米雇用統計次第 ドル円 ..

米国雇用統計は、米労働省が毎月発表する、失業率、平均賃金など労働市場の動向を示す経済統計だ。米国内の平均時給や産業分野別 (建設業、製造業など) の就業者数といった項目の数値が発表される。特に重視されるのは「失業率」と「非農業部門就業者数」だ。

【米国市況】米雇用統計後に円一段高、一時対ドル151円台-株は続伸

全米約16万の企業や政府機関のおよそ40万件のサンプルを調査し、毎月12日を含む1週間を対象期間としている。

円高圧力、雇用統計で再上昇も 米製造業に弱さ 利下げ見通し深まる

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[動画で解説]「今夜米雇用統計発表! ドル/円は円安加速か?」FXマーケットライブ

雇用統計は、米国労働省から原則毎月第1金曜日に前月分が発表される (夏時間では21時30分、冬時間では22時30分、いずれも日本時間) 。米国における最新の景気実体を表す指標として発表時には、世界中の投資家やメディアが注目し市場が動く。

[PDF] 2024年8月米雇用統計の注目点と予想される金融市場の反応

2022年9月の米国雇用統計は、翌月の10月7日に発表された。統計によると失業率は同年8月の3.7%から3.5%に低下し失業者数は26万1,000人減少。非農業部門就業者数は、26万3,000人増加している。