シンガポールドル/円(SGD/JPY) の外国為替レート、チャートを10分更新で配信しております。


2024年後半からは、MAS・主要国・日銀の政策運営がカギになりそうです。
MASは直近2024年7月の会合まで、コロナショック以後一連の金融引き締めスタンスを維持しています。この効果により、シンガポールの消費者物価指数(CPI)は現時点では中銀の想定水準の前後まで順調に鈍化しており、今後はそう遠くない時期でのMASの政策転換はメインシナリオとみておきたいです。さらに長期相場で見れば、シンガポールドル/円は、記録的な高値圏に位置しており、金融政策維持でも一段の上値追いはスムーズにはいかないかもしれません。
そして、市場では主要各国の金融政策の方針転換がテーマとなっています。2024年8月のジャクソンホール会議において、アメリカFRBのパウエル議長は9月FOMCでの利下げ開始に向けアナウンスを実施しました。また、BOEやRBNZなどの中央銀行も、インフレ低下を背景に利下げに舵を切っています。その一方、日銀は2024年3月のマイナス金利解除から7月には追加利上げを実施し、主要国とは対照的に金融引き締めに歩みを進めています。世界的な金融政策のシフトチェンジによって、為替相場の強弱バランスは変動しやすい局面であることから、MASの政策修正を促す要因となるかもしれません。そのため、シンガポールドル/円はここまで大幅な上昇の巻き戻しも考慮する必要があり、MASの政策運営に注目しつつ、状況に応じて下落を狙った売りからの取引にも妙味がありそうです。
このほか、引き続きロシア・ウクライナ情勢や中東における地政学リスクの高まりも見られています。不透明感のある外的要因によって、再びシンガポール国内のインフレ圧力が上昇するような事態となれば、シンガポールドルが上振れる可能性も想定しておきたいです。


為替の面では、シンガポール・ドルは、通貨危機が起きる直前までは、対米ドルレートで大体 1.4で安定的に推移しており、通貨危機以降はだんだん弱くなり、97年10月には1.56、1.55という42カ月ぶりの安値をつけ、約12%下落した。バーツ大下落以降、アジア各国では25%とか30%という暴落をしていたわけだが、当初シンガポールドルの下げは大きくなかった。

近年目覚ましい経済発展を遂げるシンガポール。今後も世界有数の金融立国として、さらには多岐に渡る産業のハブ拠点としても、そのグローバルな存在感から目が離せません。自国通貨のシンガポールは、独自の金融・通貨政策により他の通貨にはない特徴を有しており、シンガポールドル/円相場は底堅く推移しています。
みんなのFXでは金利差にあたるスワップポイントを高水準で提供できるよう、カバー取引先との交渉を重ねています。また、みんなのFXでは1,000通貨から取引が可能で、約4,360円の証拠金を預けることで取引を始められます(1シンガポールドル=109円で計算した場合)。FX取引を始めたばかりの方も、ぜひ、みんなのFXでシンガポールドル/円の取引をご検討ください!
(2024年8月時点 トレイダーズ証券 市場部)

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例えば、物価の比較対象としてよく使われるスターバックスについて言えば、アイスコーヒー(カフェ アメリカーノ)のトールサイズは約5.8シンガポールドル、本稿執筆時点のレート(1シンガポールドル≒108円)で換算すると626円。日本で同商品は445円なので、シンガポールの方が約1.4倍高いことになる。

下表通貨のお取り引きに際しては必ず三菱UFJ銀行の本支店の店頭でご確認いただきますようお願いいたします。
なお、公表仲値(TTM)は、TTSとTTBの中間の相場であり、(TTS+TTB)/2で算出されます。

97年7月のタイ・バーツの混乱を機に、アジア全体に、「コンテェイジョン」という言葉がはやっていたが、アジア通貨全般がどんどん売られていき、いわゆるアジア経済危機が始まった。シンガポールには当初、ファンダメンタルズが非常に堅固であったので、その影響があまり及ばず、影響は軽微ではないかと言われていた。

また、ミネラルウォーター(エビアン、500ml)はチャンギ国際空港で約3.2シンガポールドル、同約346円だった。日本のネット上で確認できる希望小売価格(近所のコンビニでは発見できなかった)は170円(税込183円)だが、ネット通販などでまとめ買いしたとして税込140円前後。シンガポールの方が約2.5倍高い。


シンガポールドル、小高い GDPが予想比上振れ | 為替ニュース

シンガポールは東南アジアの貿易・金融の中心となっている都市国家です。
シンガポール海峡が海上交通の要衝であり東西貿易の拠点として古くから繁栄、1963年に英国から独立して以降、資源に乏しいながら政府の港湾などのインフラ整備、強力な外資導入政策により急速に工業国として発展をとげました。1980年代半ばには金融・運輸・通信産業を中心としたサービス部門へと産業構造をシフトさせ現在の経済の基盤を作りました。
2023年の1人当たり名目GDP (国内総生産) は8万4,734米ドルで世界5位です (IMF) 。2007年に日本を追い抜いて今では2.5倍程度に急成長しました。スイスのビジネススクール・IMDが発表した2024年の「世界競争力ランキング」では4年ぶりに首位に返り咲きました。他にも「最も住みやすい国」など国際ランキングの上位に数々入っています。全ての主要な格付け機関からAAAのソブリン債格付け (国債などの格付け) を持つ、アジアで唯一の国です。

先週のドル円相場はレンジ推移。週初は前週末とほぼ同水準の157円台からの開始となったが、月曜日の米ISM製造業指数が予想を下回る

政府が一歩先んじた対応を打ち出すことで、アジア通貨危機を無難に乗り切れるのではないかと見られていた。ところが、シンガポールは、金融や物流の面を中心に東南アジア地域のハブとしての役割を担っているので、周辺諸国における景気減速の影響がじわじわと及んできた。

シ ン ガポ ー ル ドル 対 米 ドル ・円 の 相 場 推 移 (月 末 値 )

面積は東京23区や淡路島ほどの小さな国です。狭い国土だからこそ高度な都市インフラを整備しやすいという強みを持っています。
住民は華人 (中華系) が最も多く7割超、マレー系が15%、インド系が7.5%などとなっていて人口の約3割が外国人。文化、宗教は多様です。英語や中国語が話せる人材が多いため、多国籍企業のアジア太平洋地域の統括拠点が置かれることが多くなっています。ASEANの原加盟国でASEAN自由貿易地域の主導国でもあります。低い法人税率や投資優遇措置などで外資を積極的に誘致し、製造・サービスなど、あらゆる産業で東南アジアのハブ (拠点) となっています。
特に金融ハブとしての地位は確固たるものがあり、東南アジアおよびインドにおける多国間決済の要であり、デリバティブ (金融派生商品) 取引など国際金融取引が活発です。

ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円はクリスマス休暇のため休場|本日は ..

いずれにしても、コーヒーやミネラルウォーターのような日常生活に近い財にこれだけの価格差が浸透していることから、日本からシンガポールへの旅行者や出張者、駐在員らが痛みを被りやすくなっている実態が想像される。

ドル円見通し 第一次トランプ政権における円高の教訓(24/12/25)

この経済発展の礎を築いたのが指導者リー・クァンユー (Lee Kuan Yew、李光耀) です。
政治体制は議会制ですが、1959年の自治開始以来すべての選挙でリー氏率いる人民行動党が勝利しており、準独裁政治体制と言われています。ただ、社会の変化の中でリー一族の統治姿勢も変化し、2024年5月ローレンス・ウォン氏が新首相に就任しました。リー・シェンロン氏から約20年ぶりの交代となります。少子高齢化、米中対立への対応など課題を抱えていますが、緩やかな自由化の動きの中で次世代の指導者によるシンガポールがどう発展していくのか注目されています。

シンガポール・ドルから日本円への為替レート。SGD/JPYの両替

近年のシンガポール経済は、2020年の「コロナショック」の余波により、実に19年ぶりのマイナス成長に陥りました。ただ、MASによるシンガポールドル誘導目標の金融緩和方向への調整や、政府の大規模な財政出動など迅速な経済立て直し策が講じられたことで、シンガポールドル/円は早々に下値切り上げに転じます。
2021年10月には、経済正常化に伴うインフレ上昇を背景にMASは金融引き締め政策に舵を切り、2022年にはロシア・ウクライナ情勢によるインフレ圧力の一段の高まりを受け、臨時会合による見直しを含め5会合連続で引き締めを発表しました。その後は2024年7月会合までMASが金融政策を据え置く中で、シンガポールドル/円は力強く上昇トレンドを形成、一時120円台に乗せ史上最高値を更新しました。
一方、足元では日銀の金融政策の転換を契機に、各国との金利差縮小の思惑や「円キャリートレード」の巻き戻しによって全般円買い圧力が強まり、節目110円台で推移しています。

20日のシンガポール外国為替市場は、朝方にドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時、1ドル=111円台まで円安が進…

シンガポールの通貨制度は通貨バスケット方式の管理変動相場制度です。主要貿易相手国の通貨をバスケットに入れてひとつの通貨とみなし、通貨の変動がそこから一定の変動幅 (為替バンド) に収まるように運営しています。バスケットの構成通貨、構成比率および変動幅については、公表されていません。バンドを超えるような変動が発生した場合は、中央銀行にあたるシンガポール金融通貨庁 (MAS=Monetary Authority of Singapore) が市場に介入して変動を為替バンド内に収めます。
そのため米ドルやユーロなどの主要通貨に対する変動はかなり抑えられています。
この為替レートの調整が金融政策の手段となっており、シンガポールには政策金利が存在しません。よってシンガポールドル相場はMASのコントロールの影響を大きく受けます。金利の上げ下げで金融政策を行う多くの他の国々とは異なります。インフレの安定を目指し、金融引き締めの場合は為替変動幅を通貨高方向へ、金融緩和の場合は通貨安方向へ見直します。小さな国であり、経済が貿易に大きく依存しているため、為替レートが国内物価に影響を与え、景気をも左右します。
MASは2023年まで金融政策として4月と10月に為替変動幅の見直しを行っていましたが、2024年から四半期ごと (1月、4月、7月、10月) に実施しています。

[PDF] シンガポールの通貨切り上げの背景とアジア通貨への影響

シンガポールドルは、東南アジア通貨の中では安定性が高い通貨だと言えます。他の東南アジア通貨は、高い経済成長とともに通貨についても値上がり期待が大きい反面、金融危機などが発生すると大きく下落しやすいリスクを抱えています。東南アジアの国々の中には、政情不安を抱える国もありますが、これまで強固な一党支配が継続してきたシンガポールの政情は比較的安定しています。若者の政治への不満がやや高まっていますが、政治リスクがシンガポールドルに与える影響は今のところ限定的でしょう。
比較的安定性の高い通貨ですが、ドル高が急速に進んだり金融市場でリスクオフの動きがあったりした場合、ほかの新興国通貨と同様に円に対して売られる傾向があります。

米ドル円、カナダ・ドル円、シンガポール・ドル円の為替ヘッジコストは、金融引き締め観測の高まり ..

一方、海外から日本に来る場合は、筆者がシンガポールで経験したのと逆の感覚を抱くだろう。そう考えると、旅行収支における日本の受取(言い換えれば、サービスの輸出)は今後増える可能性が高い。

シンガポールドルは、東南アジア通貨の中では安定性が高い通貨だと言えます。

主要国通貨に対するシンガポールドル相場の安定性の高さは、2008年9月に起きたリーマンショックの時にも証明されました。シンガポールドルの対円相場は、2006年から2007年半ばにかけて1シンガポールドル=70円台から80円近辺まで上昇。その後、米国でサブプライムローン問題が深刻化し、世界経済の先行きに暗雲が漂っても、2008年前半まで1シンガポールドル=70~80円台の水準で踏みとどまっています。リーマンショック発生時には、他の先進国通貨と同様に対円で大きく下落しましたが、それでも2008年末時点の相場が1シンガポールドル=60円台と、下げ幅は3割足らずにとどまりました。豪ドルやNZドルなどの資源国通貨が半値近くまで下げたのと比較すると、かなりの安定性であると言えます。
その後のシンガポールドル / 円相場は、2009年から2012年前半にかけて1シンガポールドル=60~70円の持ち合い (ボックス圏) 相場が続きました。2012年後半からアベノミクスなどの影響もあって1シンガポールド=92円台まで上昇しましたが、2015年から2016年にかけて中国経済の減速がシンガポール経済にも影響をおよぼしていることなどから、シンガポールドルは大幅に下落。そして2016年4月MASが予想外の金融緩和に動き1シンガポールドル=72円程度まで下落、他のアジア通貨も巻き込むショックを起こしました。しばらくボックス圏で推移していましたが、2021年10月にMASがインフレ高進に対応するため引き締め政策に転じたことでシンガポールドルは急上昇し、5回の連続引き締めを経て2022年10月には104円台半ばをつけていました。
そして2023年4月、おおかたの予想に反してMASは金融政策を据え置き、2024年4月まで4回連続して現状維持しました。主要貿易相手国の成長鈍化のほうをリスクとしたようです主要国通貨に対する円安が進む状況で、2024年6月現在では、1シンガポールドル=116円台となっています。