ジャックドール、パンサラッサなど15頭がオーストラリアのG1・3競走に予備登録
注目されたはが圧勝。のハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年のから、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。
もっとも、2着以下も注目馬多数。2着はスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるではさらに差が詰まる可能性もある。
3着は位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆にあたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。
5着も強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。
惨敗組の中では。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。で期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。、あるいはマイルで再び見たい気もする。
はレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。なら有力では。
ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。
今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。
ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。
それでは最後に今週末の注目馬を。
~今週末の注目馬~
今週はから。
・(騎手)
注目は&騎手。
前走のは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログにて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログスタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。
の登録馬が発表されて以降、様々な報道を目にしています。もちろん、当コーナーは人気馬をターゲットにしなければなりませんので、その人気馬を見極めるのがこうした報道を見る最大の目的です。どうやら昨年のを勝ったが人気の中心となる可能性が高そうです。実はそのでは、まさにをターゲットに指名して、色々と難癖を付け、レース後に大恥をかいているのですが……。それでもあえてもう一度、をターゲットにしようと思います。
というのも、最近の報道を見ていて、どうしても気になる点があるのです。今回の登録馬の中には、、、という、の1~3着馬の名前もあるのですが、この前走・組の評価が低すぎるように思えてなりません。
まあ確かに今年のは、多くの日本調教馬が参戦したドバイワールドカップデーの裏番組的な雰囲気もあったような気がします。ドバイに行かず、国内に残ったメンバー同士の戦いなのだから、「G1とは言ってもレベルは高くない」という話をしたくなる気持ちも理解はできます。
しかし読者の皆さん、勝ったの走破タイムを覚えているでしょうか? 2017年のG1昇格以降、今年で8回目となったですが、同馬がマークした1分58秒2というタイムは、昨年勝ったの1分57秒4に次ぐ、2番目に速いタイムであり、2018年に勝利したと同じタイムです。
もちろん、筆者が当コーナーでよく書いている通り、走破タイムというものはその時の天候や馬場状態によっても変わりますので、単純な比較はできません。しかし、それでも歴代の勝ち馬と遜色ないタイムで走っているのですから、タイム差なしの2~3着馬も含め、今年の出走組は、もっと高く評価されて然るべきと考えます。少なくとも、同組の存在を無視して、「1強」という話にはならないはずです。
そして、鞍上についても“1強説“否定を後押ししています。今回もとコンビを組む騎手は、もちろん大舞台での信頼度の高いジョッキーですが、、と連勝中のには、あのD.レーン騎手が騎乗します。そして今回、はC.ルメール騎手が手綱を取りますが、このコンビはなんと4戦4勝。さあ、どうでしょう「1強……、1強?」という風に“揺らいで”きませんでしょうか?
もちろん、も強い馬であることは確かですし、今回も有力な1頭ということには変わりないと思っています。しかし、「絶対に勝てる」とは言い切れない相手ばかりが揃った一戦であることをもう一度強調して、今週の当コラムを締め括りたいと思います。
は中京芝2000mで施行されるハンデ戦のG3。
「開催場+記念」のレースが、開催場を替えるとややこしい。今年はが小倉開催だった。そのほか、ほとんどの開催場にも「記念」が接尾するレースはあり、ないのは東京と阪神だが、大井に東京記念がある。
阪神記念だけないか、と思い調べると、昔々にあったようで、紆余曲折あり現在のに引き継がれているらしい。同じ中京芝2000m、のデータを援用しつつ、勝ち馬を探っていきたい。
開催時期が現行の3月開幕週に移行したのは2017年、その後8回の逃げ馬は[2-3-1-2]と強い。強いだけでなく、人気薄もよく走る。なかでも2021年、最低人気で逃げ切ったの衝撃は記憶に新しいところ。
2023年 3番人気2着
2022年 1番人気1着
2021年 10番人気1着
2020年 6番人気3着
2018年 8番人気2着
2017年 7番人気2着
昨年はが馬群外から差し切ったが、力差があればこその芸当と言えそう。基本的にインの前有利を意識したい。
また、2022年の1分57秒2はレコード決着だった。開催時期こそ違えど、今年は中京1回開催後に芝の張り替えが行われ、時計の出る良好な馬場になりそう。
中京芝2000mのスタートは、スタンド前の坂の途中にある。1コーナーまでは314m、どちらと言えばペースは上がりにくい。
対象期間中のでも、1000m通過60秒を切ったのは2度しかなく、前述したの年と今年。今年の1000m通過58秒4は最も速く、掲示板5頭中4頭は初角9番手以降。初角2番手から3着のは、2走後にを制した。
今年の逃げ馬とは潰し合うのか、仲良く行くのか。出脚の鈍い馬も複数いるため、この2頭の出方は通常以上に鍵を握りそう。
向こう正面から3、4コーナーを含み、直線半ばまで長い下りが続く。各コーナーは半径がきつく、その点でも内ラチを立ち回る利点は大きい。最後の直線は412m、急坂を上りもうひと踏ん張りというレイアウト。
は近走の出がいまいちで、まともならのハナになりそう。ただ、は2枠2番に52キロの永島騎手、これだけ条件が揃い簡単に引くかどうか。楽なペースだと怖い気もするが、勝ち馬は好位のインから出る率が高いとみたい。
◎。中京芝2000mは2勝を挙げた舞台、川田騎手とのコンビでは3戦2勝3着1回。3勝クラスの江の島S2着、関ケ原S4着では、好位から競馬を進めており、開幕週ならそこそこ位置を取ってきそうでもある。条件時代は骨っぽい相手と接戦を演じており、手薄なG3なら能力的にも足りるはず。馬券は◎の単複、②⑥へワイド。
ジャックドールの競走馬データです。血統、産駒、調教師情報、競走成績、指名者数、中央獲得本賞金、POG獲得ポイントをご覧いただけます。
こんにちは、です。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
10月29日(日) 東京11R 第168回(3歳以上G1・芝2000m)
【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)
<前走: 阪神芝2200m()> 4ヶ月
(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『』
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年はからの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。
(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『』
前走のでは3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。
<前走: 札幌芝2000m()> 中9週
(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『』
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。
(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『』
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。
(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『』
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。
(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『』
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。
<前走: 中山芝2200m()> 中4週
(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『』
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。
(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『』
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。
(11着 466kg(-6kg))<C>
から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。
(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定
<前走:その他のレース出走馬>
(:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『』
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。
(:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定
(:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『』
前走のでは、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、、、、の4頭をあげておきます。
🏇『』
◇今回は編でした。
今年で168回となる。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。
※出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のでチェックしてください。
今週末のですが、ファンの間で「スーパーG2」という表現が完全に定着した感があります。早い段階から出走予定馬についての情報が報道され、読者の皆さんも一喜一憂しているのではないでしょうか。筆者も同様なのですが、一喜一憂する理由が多くのファンとは全く異なります。やはりあの馬を当コーナーのターゲット馬にしなければならないのか……。
そして特別登録が発表され、各メディアの上位人気馬予想を見ながら、ため息をついています。を勝ち、その後は香港に渡ってクイーンエリザベス2世カップで2着。昨年と全く同じ臨戦過程でこのを迎え、全く難癖の付けようのないあの馬。そう、昨年の勝ち馬をおいてほかに、当コーナーのターゲットにするべき馬はいません。ということで、仕方なく……、諦め半分で……、昨年のレース映像とデータを見ていた時、あることに気がつきました。
昨年、は1番人気ではありませんでした。当時、1番人気はで逃げ切り勝ちを決めただったのです。改めて、昨年のレースを見ると、を楽に逃すまいと、がハナを奪い、やもより前でレースを進めていました。は4番手からの競馬を余儀なくされたのです。他陣営のマークはに向けられていました。
当時、の動きを意識しながらレースプランを練った陣営はどれだけいたのでしょうか。と騎手が馬群の内側をスルスルとスパートしながら、途中から浮上できた背景には、当時の人気やマークが他に向いていたという状況が作り出したものに違いありません。
しかし、今回は間違いなく、騎手とが1番人気になることでしょう。ファンもその動きに注目しますが、他馬からのマークは厳しくなるはずです。昨年のように、馬群の内側をスルスルと……という訳にはいかないでしょう。
その厳しいマークを騎手とは跳ね除けて、連覇を果たすことができるでしょうか。この「他からのマーク」というところにポイントがあるような気がします。もし、道中の不利が原因だったとしても、負けは負けですからね。もちろん、フェアな戦いを期待していますが、誰が悪い訳でもなく、「前が壁になって……」という負け方をする可能性もあるのが、競馬なのです。
ちょうど、このというレース自体、1番人気受難のレースと化している部分もあります。そうした近年結果も後押しして、厳しいマークに泣くなど大本命馬が敗れるというシーンは、今年もじゅうぶんに起こり得るのではないでしょうか。裏を返せば、そういう視点でも持ち出さないと負けを語りづらいほどは強い馬だということで、これにて締めくくりとさせていただきます。それでは、また来週。
次週の注目重賞を、プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
<次週の特選重賞>
G1 2023年10月29日(日) 東京芝2000m
<ピックアップデータ>
【“前年以降の、東京・京都の、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が3位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-3-4-8](3着内率60.0%)
×なし [0-2-1-48](3着内率5.9%)
コース適性が高い差し馬に注目したい一戦。東京や京都のビッグレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしつつ上位に食い込んだことのある馬は堅実でした。今年もこの条件をクリアしている馬はそう多くないので、しっかりチェックしておきましょう。
主な「○」該当馬→・
主な「×」該当馬→・・・
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走の着順が3着以内」だった馬は2018年以降[5-4-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→・
2022年は産駒の3番人気が勝ち、3着には産駒の5番人気が入線。どちらもの直系となるが、過去にも2007年3着(父)、2010年1着(父)、2016年2着(父)が同系統として3着以内に好走している。なお、2007年5着(父)は10番人気、2021年4着(父)は11番人気と、2桁人気馬が健闘していることも覚えておきたい。
ほか、近年はハービンジャー産駒の躍進ぶりが目にとまり、2018年3着、2019年1着、2020年1着、2020年2着&2021年3着が該当。かつては2001年、2004年ファイモーションとデインヒルの直仔2頭も勝ち馬として名を連ねているため、ハービンジャー~Dansili~デインヒルと遡る父系自体を評価しやすい傾向にある。
は、父×母アメージングムーン(母の父)。前述のとおり、同産駒からは22年1着が出ており、父自身も16年で2着に好走した実績を持つ。一方、本馬は母の父が06年の勝ち馬であることも興味深く、本競走に所縁ある血統構成であることを気に留めておきたい。また、母や半兄アメージングサンが札幌でレコード勝ちしているように、一族にとっても相性のいい舞台だ。
は、父デクラレーションオブウォー×母ビーウインド(母の父スピニングワールド)。本馬は存在感を放つデインヒルの直系でこそないものの、その父Danzigに遡る父系であることはポイントといえそうで、すでに23年で2着と適性も証明している強みがある。その昨年は9番人気の下馬評を覆す走りだったが、同産駒の札幌芝中距離実績を鑑みるとフロックとは思えないだけに、今年も決してぞんざいには扱えないだろう。
は、父×母マルケッサ(母の父)。同産駒は初出走だが、父はとノーザンテーストを併せ持つ配合を評価しやすく、17年1着などを引き合いに出しやすい。また、父の2代母が現役時に97~98年を2連覇しており、08年や11年の優勝例から「トニービン×ノーザンテースト」の配合にも重きを置けそうだ。
⑫ ⑥ ①
ジャックドール · 血統情報 · プロフィール · 年度別累計成績 · 主な成績
天皇賞(秋)は東京芝2000mで施行されるG1。
近2回はの連覇だった。どちらも記憶に残るが、昨年の勝ち時計1分55秒2は特に衝撃。1000m通過57秒7を3番手、上がり3ハロンを34秒2でまとめた。どうしたって負けないだろうこの馬、という圧巻の強さ。
絶対王者が引退した分、チャンスは広がる。新たなチャンピオンはどの馬なのか。過去10年のデータを使用し、勝ち馬を探っていきたい。
逃げた馬の成績は[0-1-2-7]。馬券内に粘った馬は、2018年6番人気3着、2019年6番人気3着、2022年7番人気2着。
1000m通過を見ると、は59秒4、は59秒0で、秋東京の高速馬場なら極端に速くない。近2年と不良馬場の2017年を除くと、59秒0~60秒8に収まっている。
は大逃げを打ち1000m通過57秒4、上がり3ハロンは36秒8。勝ったは上がり32秒7、番手から最下位に沈んだすら上がり34秒6。だけまったく違う競馬をしている。
昨年は昨年で速かった。11頭と落ち着いた頭数ながら、逃げたいが8枠を引き、さらににつつかれ、1000m通過57秒7。速いけれど、に勝つなら、普通に乗っていたら勝てないだろうし、結果的に11着に沈んだが、一概に悪手とも言えない。
直近2回の天皇賞(秋)は、特殊な流れだった。
今年行きそうな馬は、岩田親子が騎乗する(岩田望騎手)と(岩田康騎手)。大野騎手で参戦のもいる。
3頭とも前に行く馬らしくキレ不足なら、引きつけ過ぎるとよくないが、かと言って、やのようなペースで飛ばしていくとも思えない。
久々にいつもの天皇賞(秋)に戻りそうな感じがする。では、いつもの天皇賞(秋)とはなんなのか。
▼過去10年・平均(良)
12.8-11.4-11.7-11.8-11.8-11.8-11.6-11.2-11.3-11.7
G1らしくないというのか、らしいというのか。最後に失速しているが、それは条件戦のように中弛みしないからで、やはりG1らしいのかもしれない。
3着以内30頭中19頭は上がり3位以内でも、直線だけ速く走ればいいレースではなく、引き締まった流れに乗りつつ、脚を使えるかどうか。
ラップだけ見ればその解釈になる。ただ、のようなマイラーも残るので、馬場に依存する側面も多分にあり、挙げた平均ラップくらいなら、持続系の流れとはいえ、過度にスタミナを問われるわけでもない。
天皇賞(秋)は、わかりやすいようでややこしい。
残してきた数字や実績ならになるが、逆転を狙うなら◎。2走前のエプソムCでは59キロを背負い完勝した。これが、3ハロン目の11秒3からラストまで11秒台の続く、天皇賞(秋)っぽい流れ。馬券は◎の単勝。
ジャックドール(2018)のページです。競走成績・調教・血統・近況・ギャラリーがご覧いただけます。圧倒的な情報量が予想に役立ちます。
11月22日(金)の栗東トレセンでは、2歳馬22頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。
アオイタケル(母スイチョウカ、牡、四位洋)
アーリドラータ(母シーエーパイロット、牡、)
ウインロゼライト(母ウインガーネット、牝、)
ヴェシレンキ(母アクアリング、牡、清水久)=半姉は2016年・GⅠなど重賞4勝
(母エマソング、牝、角田晃)
(母アントハッティー、牡、藤岡健)
カシノエイサップ(母スイリンカ、牡、藤沢則)
(母ラヴァリーノ、牝、藤岡健)=全兄は2023年・GⅠなど重賞3勝
(母フラワープリンセス、牝、藤沢則)
ソレエスピアージャ(母、牝、松永幹)
(母アイリスフィール、牡、武幸)
バイルシュタイン(母ペルレンケッテ、牡、)
(母クールラディカル、牝、千田輝)
(母イオス、牝、長谷川浩)
ビガーサンライズ(母カシュカシュ、牝、)
フライバイビーナス(母シルヴァーグレイス、牝、茶木太)
(母エイシンスイーツ、牝、西園翔)
ペイシャヴァルツー(母ペイシャネガノ、牝、吉田直)
(母レッドディオーサ、牝、武幸)
アドマイヤシリウスの2022(牝、藤岡健)
シムシマーの2022(牝、藤岡健)
マンハイムの2022(牡、四位洋)
22日栗東でジャックドールの全妹など22頭の2歳馬がゲート合格
次週の注目重賞を、プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
⇒
<次週の特選重賞>
G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 2023年06月04日(日) 東京芝1600m
<ピックアップデータ>
【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)
ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。
主な「○」該当馬→・・・
主な「×」該当馬→・
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→・・
2023年 大阪杯(GⅠ) ジャックドール 実況:石田一洋【カンテレ公式】
株式会社Do innovationが運営する競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などに関して、一切の引用、無断複製、転載を禁じます。
勝馬投票券は個人の責任においてご購入下さい。
右前浅屈腱炎のジャックドールは今秋の復帰を視野に 藤岡師「順調に治ってきています」 ..
チャンピオンズデーのメインレース、の展望に移ります。このレースの前にが発走するのですが、日本馬不出走のために発売もされなければ、放送もないようです。世界最強のマイラー、ゴールデンシックスティがどんな勝ち方をするのか、日本でも少なからぬ競馬ファンが関心を寄せていることと思いますが、海外競馬の発売は日本馬出走を前提とする競馬法の規定で発売することが出来ません。悪法もまた法なり、と言いますが法律に不磨の大典はなし!一刻も早く改正されることを望むばかりです。
このレースの出走馬は僅か7頭。コロナ禍が明けたというのにコロナ禍当時の2020、21年と並ぶ最小出走頭数となってしまいました。というのは香港に史上最強の中距離馬が誕生しつつあるからです。その名もロマンチックウォリアー。昨季の香港4歳三冠シリーズで香港クラシックマイル(シャティン芝1600m)、香港ダービー(同2000m)の二冠馬です、ダービーの後は昨年季のこのレースをぶっこ抜き、昨年のも2分を切る快時計で快勝。同一年に香港ダービー、、を勝ったのは長い香港競馬の歴史の中でもロマンティックの前にはヴェンジャンスオブレイン、デザインズオブロームの2頭しかいません。
そのロマンティックはこのレースで香港競馬に新たな1ページを開こうとしています。シャティン芝2000mの国際G1 3連覇です。そして、その可能性は限りなく高い、と断言できましょう。
昨年のの後は世界のマイル王、ゴールデンシックスティとスチュワーズカップで激突し惜しくも2着に敗れました。このレースにはロマンティック同期のライバルで、香港クラシックカップを勝ってロマンティックの三冠を阻んだカリフォルニアスパングルも出走。この3頭が一堂に会する最初で最後のレース、コロナによる入境制限も解除されたばかりだったので、私も3年ぶりに香港まで駆け付け、ゴールデンの強さに敗れたとはいえ、ゴールデン得意のマイルで直線交わされながら1馬身差まで粘り切ったロマンティックの強さを再認識させられました。
この後は得意の2000m戦、香港ゴールドカップでゴールデンを迎え撃ち、単勝1.5倍と堂々の1番人気に押されました。スチュワーズカップ同様に2、3番手から直線先頭に立とうとするところを後ろから来たゴールデンに交わされましたが、着差は頭差まで詰めたのです。親しい沈集成調教師はオンとオフをはっきりを分けた調教が得意で、後の2戦は明らかにを意識した作り。ここ本番に向けて万全の態勢。このレースの焦点はロマンティックがどれだけ着差をつけて勝つか、その一点にあります。
日本馬3頭では昨年のでロマンティックの2着と好走したに一日の長あり。帰国後は復帰戦のは惨敗したものの、ではの2着ときっちり復調。ここを目指して万全の仕上がりです。香港到着後も早い時計こそ出さないものの本馬場を如何にも気持ちよさそうに走り抜けています。2歳の優勝のあとはマイル、1800、2000と適距離を求めて12戦。昨年の、前走の2000mが適距離とようやく分かったようです。シャティン馬場を知り尽くした香港の中国人騎手、C.ホーを鞍上に迎えたのも大きな加点材料です。
ダノンに続く、いや、並ぶのは英国代表のドバイオナーです。イギリス、フランス、ドバイにオーストラリアと飛び回るG1馬。前走、前々走とオーストラリアでG1を連勝。特に前走はを快勝。昨年9月、英国エリザベス女王が逝去。オーストラリアで女王の名を冠したドバイオーナーが香港で同じ名を冠したこのレースに向かってきたのは神のお告げを感じざるをえません。
昨年秋、日本のでG1クイーンの座を射止めたもドバイオーナーと同じく英国女王の見えざる手を感じます。母と違って晩成だったのは香港と大の得意とした晩成の父から来るものなのかもしれません。で3着と好走し、休み明けのは0.6秒差の6着でしたが、これはここを見据えて作り。父は、を勝ち、ラストランでは2000mのを勝っています。父が有終の美を飾った同じシャティン2000mの舞台で、その晩成の血が爆発することに期待が高まります。
は5歳ながら体質的に弱かったため、ここまで僅か8戦。前走のでついに重賞ウィナーの仲間入り。ようやく本格化できました。実績はダノン、ジェラルには及びませんが、ポテンシャルは上記2頭を上回るものがあります。また、鞍上に香港リーディングのZ(ザック).パートンを迎えました。ザックはロマンティック騎乗のチャンスがありながら、を選んだと香港では伝えられているので、昨朝本人に確認したところ、「早い段階で騎乗依頼が来たんですぐに快諾したんだよ。レース映像を見たけどいい馬。上位に持っていくよ」と頼もしい返事が返ってきました。
トゥールビヨンダイヤモンド、マネーキャッチャーの香港2騎は、ここでは家賃が高すぎます。前走マイル戦でカリフォルニアスパングルに2着と迫り、前々走ではあのゴールデンシックスティの3着と健闘したマネーキャッチャーには日本では発売されず香港では発売されている4連単の4着ヒモの魅力はありますが、日本の馬券では用なし。
勝負はロマンチックウォリアー1着固定の3連単!ロマンチックの一本かぶりだけに、どこまで買い目を絞り込めるのか、それが勝負の分かれ目です。あと一日、じっくり検討させて下さい。日曜の公開をお楽しみに!
★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロが、海外馬券販売レースの香港チャンピオンズデー2レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。
甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年の制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。