為替介入とは?仕組みや目的、過去の実例を紹介 | 東京スター銀行
外国為替市場では、先週から再び円売り圧力が強まっている。その背景には、日米金利差の縮小により長い時間がかかるとの見方が広がっていることがある。加藤財務相の発言は政府として為替市場の動向を注視する姿勢を強調したものだ。発言後、円は対ドルで強含み、一時1ドル=156円92銭まで上昇した。発言前は157円39銭まで上昇していた。
関西みらい銀行の石田武ストラテジストは、クリスマス休暇前の実需主導の動きの中で財務相のけん制発言に円買いで反応したと説明。「そこまで実弾介入が差し迫っている感じではない」ものの、年末年始まで流動性が低下するため、介入が行われると値動きが大きくなる可能性があり、新たな円売りを仕掛けづらく手控え感が強まりそうだと語った。
米連邦準備制度理事会(FRB)は先週、市場予想通り政策金利を引き下げた一方で、2025年までの追加利下げ予想回数を引き下げた。一方で日本銀行は19日の金融政策決定会合で現状維持を決定した。植田和男総裁は会見で、追加利上げの決定には今後の賃金動向やトランプ次期米政権の経済政策の影響を見極める必要があると発言。市場で早期利上げ観測が後退し、円は一段と下げ幅を広げた。
為替介入の危険信号、それでも円安進行 ~一時1ドル161円を突破
加藤財務相は、「足元では一方的、また急激な動きが見られる」とし、投機筋の動きを含めて「為替市場の動向を憂慮しており、行き過ぎた動きには適切に対応を取りたい」と語った。為替に対する政府のスタンスは従来から変わっていないと述べた。
市場参加者の中には、今後数日間で円安が進むとみる向きもある。バークレイズのアジア外国為替オプション責任者、ムクンド・ダガ氏(シンガポール在勤)によれば、一部のヘッジファンドは160-165円のレンジへの円安を想定しているという。
日銀の植田総裁は25日の経団連審議員会で講演を予定しており、発言のトーンに調整の兆しが見られるかどうかを市場は注視することになる。また、27日には先週の決定会合における「主な意見」 が公表される。利上げに慎重な内容が示されれば、さらに円安になる余地が依然としてあり、通貨当局にとってはリスクとなる。
日本の通貨当局による介入額は今年に入って15兆円超に達しているが、7月に161円台後半を付けて以来、市場介入を行っていない。
政府・日銀による市場介入か 外国為替市場で4円以上円高方向に | NHK
ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融チーフ・ストラテジストは、ドル高と米金利高の要素も強いことから今介入しても「効かない」と言う。その上で、前回介入が行われた161円台になるまでは介入を見合わせる可能性が高いとの見方を示した。
円相場が祝日に乱高下 為替介入の有無は「ノーコメント」と財務官
通常、介入を実施する前に各国は海外当局と協議することが求められる。加藤財務相は、来年1月の米新政権の始動を念頭に海外当局との為替介入を含むコミュニケーション方針について問われ、一般論と前置きした上で、「金融当局間の連携は引き続きしっかりと取っていきたい」と述べた。
【為替】「伝統ルール」がありそうな為替介入 | 吉田恒の為替デイリー
日本の通貨当局は2022年に3回、そして2024年に3回以上、円安阻止の米ドル売り介入を行った。この6回以上の米ドル売り介入に共通するのは、120日MA(移動平均線)を5%以上上回った水準だったということだ(図表1参照)。
円台まで米ドル高・円安が再燃する中で、改めて円安阻止の為替介入 ..
【為替介入の軌跡を振り返る~2022年以降のまとめと今後の行方】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
「ごっつぁん」再び狙うFX投資家、円安加速で高まる為替介入リスク ..
その120日MAは、10月16日現在で151.7円。それを5%以上上回る水準は、ほぼ160円になる計算だ。このことから、少なくとも神田財務官が陣頭指揮をとっていたころの「ルール」が変わらないのであれば、米ドル高・円安が160円を再び超えるような展開にならない限り、当面における円安阻止介入再開はない可能性が高いのではないか。
円安急進149円台 米国利下げ見通し弱まる 為替介入への警戒浮上
5月1日の介入から次の7月11日の介入まで2ヶ月以上の介入空白期間があったことも、この「ルール」でうまく説明できそうだ。当時は、米イエレン財務長官が「介入はまれであるべき」との発言を繰り返したことから、日本の通貨当局が介入できなくなったとの見方が有力だった。
ドル円相場では米雇用統計を受けて149円台まで円安が急進。ただし日本政府による為替介入への警戒も浮上している。
ただ実際には、米ドル/円が120日MAを5%以上上回っていなかった影響が大きかったのではないか。それを裏付けるように、米ドル/円が6月末以降120日MAを再び5%以上上回ってくると、神田財務官の円安けん制発言はトーンアップし、7月11日にはこの局面での3度目の米ドル売り介入が行われた。
円相場一時153円 政府・日銀介入か ミスター円「可能性高い」 | NHK
また、為替介入に関する日本銀行の事務の詳細については、のページをご覧ください。
東京円、156円台後半 政府・日銀による為替介入への警戒感高まり
ところで、2023年は何度か米ドル/円が120日MAを5%以上上回った局面があり、11月には当時の米ドル高・円安のピークである151円まで上昇したにもかかわらず、結果的に米ドル売り介入は行われなかった。その理由は、それ以前の米ドル売り介入が行われた水準(2022年10月151円)を下回っていたからではないか(図表2参照)。
為替市場では、3 月 19 日の日本銀行による異次元金融緩和政策の終了を経ても、根
以上をまとめると、円安阻止の米ドル売り介入は、1)それ以前の米ドル売り介入が行われた水準より米ドル高・円安となる、2)120日MAを5%以上上回る、という主に2つの条件を満たした場合に行われる可能性が高いのではないか。当面においてこれに該当するのは、この間のピークである161円を超えて米ドル高・円安になった場合ということになる。
「実需の円売り」が影を潜める中、日米の金利はどう動くか。2025年の為替相場を展望する後編。
ただ、2024年に入ってから、米ドル/円と日米金利差の関係は、それ以前に比べて大きく変化した。2023年までは、150円の米ドル高・円安を正当化した日米10年債利回り差米ドル優位は4%程度だったが、最近は金利差米ドル優位が3%を少し上回った程度で150円近辺の米ドル高・円安となっている(図表3参照)。
ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も日本の為替介入に警戒 執筆
金利差はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の1つの目安だが、その意味ではファンダメンタルズからかい離した円安が広がっていると評価できなくもない。こうした状況を通貨当局がどう判断するかも注目してみたいところではある。
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為替介入の実施状況については、(外部サイトへのリンク)に掲載されている「外国為替平衡操作の実施状況」をご覧ください。
東京為替:ドル・円は156円台半ばで推移、下げ渋る状態が続く
円安から一転、急激な円高へ。ここ数日、外国為替市場の円相場が乱高下しています。「為替介入か」との観測が広がっていますが、そもそも為替介入って? どんな効果があるの? 仕組みや狙いを探りました。