なぜ？ドルやセント表記のあるそろばん 5回も通貨が変わった沖縄の戦後復興を支える ＃昭和98年 ..


その日、僕は朝の６時頃、３歳上の兄貴に起こされました。「いっこく、戦争だぞ。来い！」って。そして、ついていったら沖縄の人たちが怒っていて、瓶とか石を投げているんです。その相手は日本の機動隊でした。


沖縄の人が交通事故で亡くなっても、その裁判は米軍の基地の中で行なわれ、時として無罪になってしまう。こうしたことが度重なって、住民の不満が爆発したことで起こった暴動だったんです。

琉球政府行政副主席を務めた 故・宮里松正さん
「『今度の通貨に関することは、私の権限を侵して勝手なことをした。一体これどうしてくれるのかと』屋良さんはすかさず『これは宮里副主席と、山中総理府長官が2人の間で決定したことだと。私は昨日の晩まで知らなかったと。その報告を受けるまで、知らないのにしょうがないじゃないか』と、その場を繕ったというんだと。」

日本なのにドル払い？ 日本国内の”アメリカ”を探す沖縄旅行レポ

1971年10月8日、琉球政府は突如、離島を含めた全ての金融機関の窓口を閉鎖、沖縄の人々に手持ちのドルを提示するよう通達した。

その後、引っ越した先はコザ（現・沖縄市）の「中の町」。歓楽街です。夜は酔っぱらいがたくさんいる、すごくにぎやかな町でした。そこでサンドウィッチショップを始めたんです。アメリカ人にも買ってもらいたいから、看板は「サンドイッチ」ではなく「サンドウィッチ」。

沖縄の人々のドル資産を確かめるXデーは、1971年10月9日に決定。この時点で、法的な裏付けなど準備にかけられる日数は10日を切っていた。

1972年5月15日、沖縄が本土に復帰した時、ドルと円の交換比率は1ドル305円。55円の差額はすべて日本政府が補償し、通貨確認の成功で守られた沖縄の人々の資産の総額は294億円に上った。


また、変動相場制に移行したことで、仮に沖縄県民の持つドルを360円で交換することを無条件に補

アメリカ世からヤマト世への世代わりの裏で、財産を守るために奔走した人たち。通貨確認という特命を担った男たちの物語はこれまで詳細に語られることはありませんでした。ドル紙幣についた赤い印が、影ながらその功績を伝えています。

沖縄が激変したこの50年を様々な角度から振り返る番組を放送します。

沖縄にいて住む家が見つかるまでは、名護にある父親の実家に住んでました。ちょうど今やっているＮＨＫ朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』に出てくるような沖縄の古い家です。まあ、あれよりももっと小さかったですけどね。

〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地2-3-1琉球放送会館4階

しかし、前例のない対応に難色を示す大蔵大臣。沖縄の人々の資産を守るため山中さんは一歩も引かなかった。

ドル通貨へ切り替え実施 X年前 何があった？ 沖縄の歴史9月16日版

極秘作戦の決行に深くかかわった人物が山中貞則さん。沖縄問題に関する全権を佐藤総理に任され、ドルショックが及ぼす沖縄への影響を理解していた山中は、琉球政府の宮里副主席と水面下で協議を重ね「通貨確認」によって日本政府が補償することを約束した。

支店開設時の最初の仕事は、沖縄の本土復帰に向けてドルを円に交換（通貨交換）することでした。 写真1

――返還前の沖縄の人のアメリカ人に対する感情って、どんな感じだったんですか？

「ああ、これが円」沖縄本土復帰の朝、銀行に行列 ドルから通貨交換

（以下、） 早いですよね。僕の両親は沖縄出身ですが、仕事を求めて神奈川県に移り住んだときに僕は生まれました（１９６３年）。そして、５歳になった頃に家族で沖縄に戻ってきたんです。

「偽札が横行したのよ、20ドル札の偽札が」沖縄の一般市民が過ごした日々は？『沖縄の生活史』が発刊 ..

こうした中、宮里副主席に呼び出された金融検査庁主任検査官の與座章健さん。対応策として示されたのが「通貨確認」だった。「ある一定の時点で沖縄の人々が保有するドルを確認し、復帰の際、1ドル360円から下がった分を日本政府が補償する」というもの。

NHKラーニングの最新動画はコチラ！ ホーム; 沖縄返還 右側通行が左側通行に！一夜 ..

知念正男さん「単なる達成感だけでなく、世界に類を見ないことをやったわけですからね、こういう業務は世界の中で沖縄県がやったわけですからちょっと誇りに思う」

チャンスセンターは沖縄県北谷町にある外貨両替店です。 両替に関すること ..

沖縄テレビ報道部です。きょう1日の沖縄を読者に”共感”してもらえる、こだわりの独自コンテンツをお届けします。

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今から５０年前、沖縄はアメリカの統治下にあった。通貨はドルで、車は右側通行。訪れるにはパスポートが必要だった。その頃、沖縄に暮らす人たちは何を思っていたのか。

沖縄は九州島から離れていることもあり、九州に含めない場合もあるが、本書では ..

復帰を目前に控えた1971年8月。世界中を騒然とさせたのが、ドル・ショック、またはニクソン・ショックと呼ばれるアメリカのドル防衛策だ。これにより1ドル 360円の固定相場が崩れ、ドルの価値が急落。年末には308円となった。生活物資の約8割を日本本土からの輸入に頼る沖縄を直撃した。

SMART EXCHANGE」は総設置台数500台以上の外貨両替機です。全国主要都市、東京、大阪、京都から北海道、沖縄 ..

沖縄の本土復帰前の市場の様子だ。商品の値札はドルで表示され、買い物でも給料として支払われたのも「ドル」だった。復帰が1972年に決まり通貨もドルから円に切り替わることが決まっていた。

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【参考・引用文献】
・牧野 浩隆 「通貨制度」『沖縄大百科事典 中巻』 1983年 沖縄タイムス社
・牧野 浩隆 『戦後沖縄の通貨（下巻）』 1987年 ひるぎ社
・与那国 暹 『タイムス選書 戦後沖縄の社会変動と近代化』 2001年 沖縄タイムス社

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2022年5月15日、沖縄は本土復帰から半世紀の節目を迎えた。OKITIVEでは復帰企画第2弾として5月15日に沖縄テレビで放送した特別番組「復帰50年未来へ」をテキスト化して随時公開していきます。
今回は「復帰を目前に起きたドル・ショック」です。

雇用を創出して（沖縄が）ドルを稼げる条件を作り出し、そのドルで沖縄

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