【為替】米利下げ見通しで考える円高シナリオ | 吉田恒の為替デイリー


しかし、冷静に考えると、この決定で明らかに米利下げサイクルに入ったことは確実です。3か月間で1%もの金利低下がほぼ確実となった状況では、金利差を目指した円売りが継続することは考えにくいでしょう。一時的な円安やドル高は起こり得ますが、トレンドとして円売りが続くことは難しいと言えます。


確かに、市場は年内に合計1.5%の利下げが行われるのではないかという期待を持っていました。しかし、その期待が裏切られたことで、目先はドル売りのポジションを持っていた投資家が買い戻しに動く可能性があります。ドル円相場で言えば、143円台まで上昇する可能性もあります。

したがって、基本的な戦略としては、その後の金利差縮小を見込んだドル円の戻り売り、あるいはクロス円の戻り売り、さらには全体的なドル売りのポジションを構築することが重要になるでしょう。

今後の米利下げは、日米金利差米ドル優位・円劣位縮小を通じて、どれだけ米ドル安・円 ..

メキシコペソ円に関しては、一時期7円を割り込むなど売り圧力が高まっていましたが、最近は7.38円程度まで戻してきています。しかし、これは下げ過ぎた反動による戻りであり、新たな上昇トレンドに入ったとは考えにくい状況です。

アメリカが利下げに転じた一方、日銀は経済・物価が見通し通りなら利上げするスタンスを改めて示した。ただし、「金利差縮小で円高」と連想するのは早計だ。

この一連の動きを受けて、今回の米利下げ自体は大幅であったものの、今後の米利下げペースは緩やかになるという見方が広がりました。その結果、ドルの買い戻しが起こり、ドル円相場も142円台に戻ってきています。

9月17~18日に開催されたFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)は、政策金利であるFF金利誘導目標を5.25~5.50%から4.75〜5.00%へ0.5%pt引き下げることを決定した。


[PDF] FRB 利下げ転換後のドルサイクルとドル円相場の行方

会合後の記者会見でパウエル議長は、今回の0.50%の利下げはFRB(連邦準備制度理事会)の強い決意を示すものだと強調しました。しかし同時に、今後も同じペースで利下げを続けると考えてほしくないとも述話しました。つまり、最初に大きな決意を示しつつ、その後はより慎重なペースで進めるという方針を示唆したのです。

米国のインフレ再燃で米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが鈍れば、日米金利差は広がったまま、円安 ..

利下げの初動が、当初の予想より積極化する見通しになっているからといって、その先のFFレート見通しがさらに低いものになるかは別だろう。この9月18日のFOMCで公表される新たな「ドット・チャート」が注目されるところだ。6月の「ドット・チャート」を参考にすると、2025年末のFFレート予想中心値は4.1%、つまりFFレートの誘導目標は4~4.25%へ低下しているとの見方になっている。

。もし一部の市場参加者が予想するような0.50ポイントの大幅利下げがあれば、為替は大きくドル安・円 ..

筆者はアメリカ経済の現状と展望を踏まえれば、利下げは0.25%ptが妥当と予想していたが、パウエルFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)議長の会見を見る限り、「本当は0.25%ptで十分だが、7月にやらなかった分を加味して0.5%ptにした」というロジックが垣間見られた。

どうなる?12月利上げはあるのか? 今後の為替相場見通しを解説<米ドル/円>

以上のような考え方から、2025年末にかけて金融政策を反映する2年債利回りについて、米2年債利回りは3%前後まで低下、一方日本は0.5%として金利差を計算すると、日米2年債利回り差米ドル優位・円劣位は2.5%前後まで縮小するといった見通しになる。これを、最近の米ドル/円と日米2年債利回り差との関係に当てはめると、米ドル/円は125円を目指す下落に向かう見通しになる(図表2参照)。

【米国市況】株反発、9月利下げ観測強まる-ドル一時144円台半ば

アメリカでFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されました。
今回のFFレート(政策金利)は0.50%の引き下げとなり、これによりFFレートは4.75%-5.00%となりました。直近の市場予想では、0.50%の引き下げを予想していた人が約6割、0.25%の引き下げを予想していた人が約4割でした。0.50%の引き下げという結果を受けて、金利が下がり、ドルが安くなるという展開となりました。

米利下げ示唆で日本への影響は 「急速な円高懸念」「日銀にプラス」

植田日銀の初会合を経て、円金利の低位安定が確認された後、ドル円相場は137.50円付近と年初来高値を断続的に更新した。

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その後、5月2~3日のFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)で利上げ停止が示唆され、5月4日のECB(欧州中央銀行)政策理事会でも利上げ幅の縮小が決定されるなど、欧米中銀のハト派傾斜が顕著になったものの、ドル円相場の下落は限定的で、134~135円付近で推移している。

近づく「1ドル=160円」遠のくアメリカ利下げ…介入はあるのか

年末年始時点では「年央にかけてFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)が利上げを停止する。これに伴って日米金利差も縮小し、ドル円相場も反転する」という金利動向を主軸とする円高予想が支配的だった。各種の関連記事をさかのぼれば「3月、遅くとも5月の米利上げ停止を受けて円安相場は反転する」というストーリーラインは非常に多かったと記憶する。

近づく「1ドル=160円」遠のくアメリカ利下げ…介入はあるのか ..

0:00 今回のダイジェスト
0:44 FOMC会合の結果と市場の反応
1:25 ドットチャートと今後の米金利見通し
2:20 パウエルFRB議長の発言とその影響
3:00 為替市場への影響と今後のドル円展望
3:58 長期的な為替相場の見通し
4:58 メキシコペソ円の動向
5:40 【PR】口座開設特別キャンペーン

美容医療が「医師不足」の原因に?/米PCE物価指数に為替どう反応? 利下げのアメリカと据え置きの日本/1ドル=157円台に.

確かに、そうした市場の読み通り、3月以降の日米金利差は2年・10年ともに顕著な縮小傾向が認められる。しかし、ドル円相場は逆に上昇基調にあるように見える。これをどう解釈すべきか。

円高へ大きく戻すためには、大幅な金利差円劣位の縮小が必要でその鍵を握るのは米利下げ。そんな米利下げ ..

そもそも金利差は縮小したがまだ十分ある、という考え方もある。2022年9月、筆者は「」と題し、利上げ停止は日米金利差の顕著な縮小を約束するものではなく、顕著な円高を予想すべきではないと論じた。

FRBは本当に利下げする必要があるのか? ドル安過剰期待は危険?

5月FOMCを振り返ってみても、パウエルFRB議長は性急な利上げが金融システム不安につながった可能性を認めつつも、年内利下げの可能性については一蹴している。当面、予想すべきは「タカ派的な現状維持」であり、利下げを念頭に日米金利差縮小を期待し、円高を当然視するような風潮はやはり危ういと考えるのが筆者の基本認識である。

【速報】円安進行 一時1ドル=154円60銭台 FOMC利下げ見通し受け

しかし、金利以前に注目しなければならないのは、日本における為替の需給環境の激変である。この点も過去のコラムで論じてきた。需給環境の激変を例示する数字はいくつかあるものの、象徴的なものはやはり日本の貿易赤字である。